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自分の声で書く

この投稿でnoteの連続投稿が991日となる。

1000日まで、この投稿を含めてあと10記事。

ようやく、ここまできた。

さて今日は何を書こう…とパソコンに向かって、早1時間半が経過した。今日は“うまくネタが降りてこない日”のようだ。990日連続で投稿しても私はこの程度なのだ。涙が出てしまう。

しくしく。


とまぁそんなことも言っていられない。とにかく書かねば。

ネタも浮かばないし、あと10記事で1000日投稿のちょうどいい機会でもあると思い、一番最初の投稿を改めて読み返してみた。

こちらの記事だ。

上の記事内にある通り、それまでもfacebook等にまとまった長さの文章を投稿していたので、この記事が本当の意味で一番最初に書いたものではないが、それにしたってここ最近の私の文章に比べると固さがあるように思われる。

そう思わない…?なんか、固くない…?


この“固さ”の正体が何であるかについて考えていたのだが、ふと思い当たるところがあった。

先の記事を読んでいる際、脳内で再生される音声が、私の声ではないのだ。なんというか、どこか機械的な声のように感じられる。

漫画のアニメ化にあたって、キャラクターの声が自分が想像していたものと大きくずれているような感覚が、もしかしたら近いかもしれない。

きっと当時は、まだうまく自分の言葉で書けていなかったのだと思う。“それっぽい感じ”で書いていたから、それがどこか違和感として表れたのだろう。

ここ最近の記事は、私が読み返す際にそのように感じることは少なくなった。以前に比べるとよっぽど、私は私の“声”で記述していると思う。


「文は人なり」などという言葉もあるが、その「文」が「人」となるためにも、それなりの時間や鍛錬が必要なのかもしれない。書き続ける中で、(私が言うところの)自分の「声」を獲得して初めて、「文」は「人」となるのではないだろうか。

ちなみに、「文は人なり」という言葉は、フランスの博物学者であるGeorges-Louis Leclercがフランス科学アカデミーの会員になった際のスピーチ中の“Le style est l'homme même.”という一文の訳であるようだ。てっきり日本の偉人だか文豪だかの言葉だとばかり思っていた。


さて、これからもこのようにnoteを書き続けていった先に、「文」は今以上に「人」になっていくのだろうか。あるいは、「人」が「文」に近づいていくのかもしれない。

こういうことは、バランスの問題こそあれ、基本的に相互に影響を与え合っているのだろう。つまり、多かれ少なかれ、「文」は「人」に近づいていくと同時に、「人」は「文」に寄り添っていくのだ。

だからきっと、基本的には等身大の「私の声」で書きつつ、少しだけそこに「なりたい自分像」を織り交ぜていくとよいのだと思う。

これからはそんなことも意識しながら、noteをコツコツとしたためていきたい。


まずは、あと10日…


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