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大学職員という仕事について


「大学職員に転職します」

「あらぁ、事務仕事だから定時上がりたくさん出来るし、教員より楽チンでしょー。良かったねぇ」

大学職員に転職することが決まり、前の職場で挨拶回りをしていた時に言われたことです。

正直、イラつきました笑

でも、大学職員に対する「世間一般のイメージ」って、おそらくこのように思われている方が大半かと思われます。

学生からしても、

「あの人達、パソコンの前にずっと座りっぱなしだし、楽で良いよなぁ」

と思っている方が多いのではないかと思います笑

私が教員から大学職員に転職して、まもなく2年ほど経ちますが、

「教員とて楽なのか?」と聞かれると、思いっきり首を縦に振ることは出来ません。

しかし、

「教員よりやり甲斐がある仕事が多い」

「自分が企画や経営に携われるチャンスがある」


ということを実感しております。


一方で、

「毎日定時上がりが出来ること言われたら、そうではない」

とも言えます。

業務内容や仕事を終える時間については、

「部署によりけり」

「個人が抱えている業務量によりけり」

「個人の仕事の進め方によりけり」

というところと関係してくるためです。

大学職員は「楽」で「高給」というイメージが世間に浸透しており、

なおかつ「大学職員ってどんな仕事しているのか分からない」

という思いを持たれている方も多いのではないかと思います。


これはあくまで個人的な意見ですが、

「仕事が楽か否かは、その人の価値基準による」

ということです。

何をもって「楽」で「高給」とするかの価値基準は、その方々が歩んできたバックグラウンドで決まってしまうからです。



前職が

「とてつもないブラック企業にいました」
「日々上司から詰められて、ノルマに追われていました」

という人もいれば、

「前職よりも給料が上がった」
「やりがいのある仕事を任せてもらえるようになった」

と言う人もいるでしょう。

(ちなみに私は後者です。そして、大学職員の中でも詰めてくる上司はいます

大学職員の仕事は、本当に多岐に渡るため、

一言で「こうです!」という説明をすることが難しいです。

現役の大学職員の方が、大学職員への転職を考えている人たちに対して「履歴書の添削」や「志望動機のテンプレ公開」などを行っておりますが、

その方々サイト等を見ても、「大学職員の業務」について詳細な解説をしておりません。

(その方々もいまいち業務内容を把握していない可能性あり…)

実際のところ、大学職員の業務内容については、

「働いてみないと分からない」

もしくは、

「大学職員関係の書籍で勉強する」

「大学職員の方々が発信されるSNSで情報収集する」

などの方法で、情報を得ていくことが良いとなります。

大学職員は確かに「事務作業」を行うことが多いのですが、

私が働いてみて思うことは、

「事務作業には正確性が求められる」

「自分から企画立案する力が求められる」

「学生の気持ちをに寄り添う力が求められる」

などがあります。
(この視点のみの理由は、学生支援系部署で働いた経験しかないためです。庶務や財務などの管理系で働かれている方からすると、違う視点での説明があると思われます。)

単なる「事務作業」というイメージが先行する大学職員の仕事ですが、

それだけにとどまらない業務がたくさんあることを皆さんに知ってもらいたいです。

そのため、大学職員に関する仕事については、今後の記事でも執筆していくつもりです。

もし、大学職員にご興味がある方がおりましたら、見ていただけると幸いです。

※ただ、1つ注意してほしいことは、

大学職員に転職をすると決めた際は、ネットやSNSで発信されている「楽で高給」というフレーズに流されて、

「安易に大学職員への転職を決意しないでもらいたい」

ということだけは言っておきます。

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