UXデザインが面白いと思えるようになった1冊
僕がUXデザインを「面白い」と確信を持って勉強することが出来た理由の一つが、この本との出会いです。
##.融けるデザインという本
渡邊恵太 さん著
融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論
皆さんは、iPhoneのその先にあるTwitterやInstagramを下にスクロールする時、指を画面の下から上に動かした事で画面がスクロールされたという事実を意識したりするでしょうか?
きっとしないですよね。
それはiPhoneが指の延長線として連動し、機能しているという事であり、
iPhoneのその先にあるインターネットと自分の境界線が曖昧になり溶け合わさっている、という事でもあります。
つまり、『画面の中まで自分』ということです。
これをこの本の中では『自己帰属感』という言葉で表しています。
自己帰属感とUXは非常に密接な関係があると確信しストンと腹落ちしてから何度も読んでは頭に刷り込んでいます。
ちなみに外部のUXデザイナーとの面接などでもとても活躍してくれる概念でもあります。きっとみんな同じ感覚をもっているのでしょう。
##.自己帰属とUXとDX
皆さんは手に持ったゴミをゴミ箱へ投げる時、1メートルの距離なら確実にコントロールして入れることができるでしょう。
それは手に持ったゴミが手の延長として帰属しているからです。
では2メートルなら?
3メートル空いたらもうコントロールすることは難しいのではないでしょうか?
これが、『自己帰属した物質と手の境界線』になります。
UXの向上や、今流行りのDXはこの境界線をテクノロジーと技術で解け合わせようとしているのだと思います。
これまで以上に求められるようになったUXの考え方を、より身近にしてくれた融けるデザイン
皆さんにもオススメです。
では、また!
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