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障害者雇用の存在意義
障害者雇用枠での就職活動を始め、有難いことに書類選考通過からの面接まで進んでいるところだ。
正直、私は面接に至るまで障害者雇用を甘く見ていたように思う。障害者雇用促進法という響きのいいだけの法律が成立し、障害者雇用を推進していますと謳えば世間的に”素晴らしい企業だ”とたたえられるだろう。
もしかしたら現在学生で、障害者雇用での就職活動をしたいと思っている人や、一般雇用から障害者雇用へ転職活動しようと思っている人もこの記事を読んでくれているのかもしれない。
でも私はここ数週間で、障害者雇用への見方が180度変わってしまった。というのも私が理解せず障害者雇用に応募してしまったのが全ての間違いであって、責任は私にある。それでも悔しい思いは共有したくて、少し過激になるかもだけど最後まで読んでほしい。
そもそもいくら障害者雇用と言えど、一般雇用でもできる配慮しかしてもらえないということは前提に置いた方がいいだろう。
例で言うと、
「就業中のベッドホンの使用」
「表記する文字の大きさを変える」
「残業なし」
など。
この辺はまあ定型化されている。
じゃあ私のような双極性障害の人はどうか?気分の波がある私たちにとって必要な配慮は基本的に許されていない。時差出勤やリモートワークの配慮とは言うものの、建前だけということがほとんどである。まず時差出勤に関しては、最初から時間が提示されていることもあるし、リモートワークに関しては月2回までなど。これらを総合して何とか頑張ったとしても、気分の波とうつ状態で動かない体に抗うことは多分不可能、と感じている。少なくとも私の場合は。
何のための障害者雇用なのか?
精神障害(特にうつ病や双極性障害)にはかなり不利なのでは?
と思ってしまうし、
実際に
「障害者雇用と言えど障害があるからと言って休んでいいわけではありません」
「障害を理由に休むと他の障害者の反感を買ってしまう可能性があります」
と言われる始末。
毎日安定して働ける状態なら、今すぐ障害者手帳なんて資格は剥奪されるだろう。そもそも日常生活や仕事に支障がなければ障害者でいる必要ないのだから。
企業側の言い分もちゃんと理解できるが、安定就労を目指すためなら幅広い対応を検討するのが先なのでは?
それができないのなら障害者雇用なんて最初から作る必要なかったのでは?
(怒りより悲しみが勝っているので大目に見てほしい)
色々思うところはあるけれど、とりあえずこのまま障害者雇用で突っ走ります。