北陸で春一番 今度は日本海側が荒天に
どうも、たなかです。
タイトルにある通り、
今度は日本海側で荒天のおそれです。
こちらきょう15時の天気図です。
日本海に発達した低気圧があり
日本付近に近づいてきています。
この低気圧の中心付近に向かって
南寄りの強い風が吹いたことによって
新潟気象台から
「春一番」の発表がありました。
春一番というのは、
立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことです。
冬場は基本的に北寄りの風が吹きますが
季節が春に近づいてくると南風の吹く割合が
少しずつ増えてきます。
春一番の発表というのは
もうそろそろ冬の終わりが見えてきて
季節は春になってきているよ〜!
という意味合いが込められています☺️🌸
と、悠長な説明をしましたが、
春一番を告げさせた日本海に存在する低気圧
実は春を呼び寄せることはせず、
日本列島を真冬に引き戻す
強い寒気を引き連れて来るのです。
少しわかりにくいのですが、
こちらは、
あす(水)夜の上空5500m付近の気温分布図です。
青色は平年より低い気温の空気が
流れ込んでますよというニュアンスです。
日本列島はほとんどが青色に覆われおり、
特に近畿北部や北陸は濃い青色となっています。
上空5500m付近がここまで強いと
大気の状態が非常に不安定となってしまい
雨雲・雪雲の発達が促される上に
雷や突風の発生する確率が高くなります。
そして、こちら
上空1500m付近の気温分布図です。
上空1500m付近の空気は
地上の気温に大きな影響を与える層です。
これを見ると、西日本ほど
強い寒気が流れ込んできているのがわかります。
平年よりもかなり低い冷たい空気が
そして、より強く西日本に流れ込むため、
西日本の気温低下が
著しくなることを示しています。
しかも西日本日本海側にみえる「-12℃」は
大雪が降る目安の気温なんです。
ですから、
低気圧に近い日本海側は荒天のおそれがあり
さらに、西日本を中心に
気温の下がり幅が大きくなります。
すでに日本海側の内陸部や
山沿いでは雪が降り出しており
朝から東北南部の日本海側や
北陸の所々で大雪になりそうです。
しかも低気圧発達に伴って風が強まります。
日本海側の地域にお住まいの方は
通勤通学の際は、
大雪や吹雪、強風などにお気をつけて
外出するように心がけてください。
日中も断続的に北陸や東北で雪が降り
場合によっては普段大雪にならない所、
特に東北の太平洋側でも
短い時間で雪の量が増えるおそれがあります。
夜以降は、いよいよ
西日本の日本海側でも雪が降り出して
ドカ雪になる所もありそうです。
また、関門海峡を抜けて
愛媛にも雪雲が流れ込んでくる見通し。
あす、あさってにかけて予想される降雪量は
地域別に分けてご覧の通りです。
冬型の気圧配置に伴う雪ではないため、
いつもとは違う様相を呈しますから
雪の降り方、
そして、大雪になりにくい所でも
一気に雪の量が増えるおそれがあることを
念のため頭に入れておいてください。
最後に気温です。
西日本や東海を中心に
きょう(火)よりも大幅に気温が下がります。
ほとんどの地域で10℃に届かず、
そして冷たい風が吹き付けるため
かなり寒いと思ってください🥶
外出の際は防寒対策を万全にお願いします。
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