見出し画像

12月、寒くないかも🥺🙏

どうも、たなかです。

今日はこの記事に書ききれなかったことを

書いていこうかなと思います。


こちらは
先々週11月24日に発表された3ヶ月予報の

12月の平均気温をピックアップしたものです。


発表当初は、ラニーニャ現象の影響もあり

この冬は西日本を中心に厳冬になるかも
という話をさせていただきました。

特に
12月は例年より気温が下がる見込みですと

お伝えしました。


だが、しかし…


今週発表された1ヶ月予報を見ると…

厳冬傾向が一転、

むしろいつもより暖かくなるんではないか?

という予報に。


ずっこけました。


え〜!まじかよ〜!と。


自信満々にお伝えしたのに

大外れの結果をぶちかましました。


大変失礼しました。


ラニーニャ現象が
起こっているの間違いありません。


そのため
日本列島には寒気が流れ込みやすく

西日本などに比較的強い寒気が
流れ込んできてもおかしくはありません。


ただ、
日本の南や南東海上に異変が起こりました。

台風21号が発生し
#台風21号は15時ごろに熱帯低気圧化しました

熱帯低気圧の
東側には低気圧も解析されています。

この子たちが発生したことにより

日本の東にある赤丸した高気圧を
育ててしまっているのです。

熱帯低気圧や低気圧がないときの
ほとんど同じ気圧配置の天気図と比べると

高気圧のサイズ感や強さが
まるで違うことがよくわかります。


では、どうしてこの作用が
日本列島の厳冬を妨げてしまうのか?


それは「偏西風の蛇行の位置」
ズレてくるということです。

3ヶ月予報の通りでいくと

赤矢印の通りに

日本の南側を湾曲するようにして

上空の偏西風が蛇行していく予想でした。


偏西風」というのはざっくりいうと

冷たい空気」と「暖かい空気」の境界線。


偏西風の北側は冷たい空気、

そして、南側は暖かい空気が存在しています。



そのため、
日本の南側を偏西風が蛇行していくと

こういう構図になるんです。
#すいません
#出先で綺麗にイラスト描けませんでした

これで一目瞭然だと思いますが

日本列島へ寒気が流れ込みやすくなるのは

大まかですがこういったプロセスがあります。


ただ、今回、
熱帯低気圧や低気圧があることで

日本の東に抜けたはずの高気圧が強まって

日本付近にまで張り出してきている状況です。

そうするとどういうことになるかというと

偏西風の蛇行が
西」にズレてしまうのです。

極端にいうとこんな感じになります。
#あくまでも極端な例です

このように
偏西風の蛇行が西にズレてしまうと

日本列島に寒気が流れ込みにくくなり

さらに、
矢印の通りに風が流れていきますから

日本の南から本州付近に向かって

暖かい空気が流れ込んできやすくなるんです。

ですので

この先は、厳冬傾向であった西日本など

平年よりも気温が上がる予報に
変わってしまったというわけです。


向こう1週間の予想最高気温を見ると

7日(火)ごろから気温が高くなってきそうで

季節が戻って
11月中旬くらいの気温となる見通しです。


予報が一転二転してすいませんが

改めて傾向が変わったことを
お伝えさせていただきました。


この時期に暖気が入ってくると

今まで降った雪が
溶けてしまうことも考えられるので

山間部付近にお住まいの方や

スキー場などでウィンタースポーツをされる方は

なだれ」にお気をつけてくださいね。


また、とはいえで

暖かい空気が入ってくるだけではなく

寒気が南下してくる可能性もあるので

雪への備えも、油断せずお願いします。

もしタイヤ交換せずに
急に積雪になるような雪が降ってしまうと

走れなくなって、立ち往生してしまいます。


お気をつけてください。


よろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集