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≪家族で共有≫ワンオペ育児経験の男性歯科医師が考える【月齢0~3ヶ月の子育て編】
閲覧ありがとうございます!初めましての方は初めまして。前回の記事ご覧いただいた方、Xでお世話になっている皆さん、こんにちは。ゆるゆるです😊
前回の≪夫婦で共有≫ワンオペ育児経験の男性歯科医師が考える【おすすめ子育ての心得編】ではたくさんの反響を頂きました。ご覧いただきありがとうございました。今回は月齢0~3ヶ月の子育て編と銘打って、noteを書こうと思います😊今回のnoteは、前回のnoteが根幹になっている所がありますので、ご覧になっていない方は、下にリンクを貼っておきますので、是非見てみてください😊
では早速始めます。目次は以下のようになってます。
今回も長いですが、気軽な気持ちで見てください😊よろしくお願い致します。
1.我が子誕生の嬉しさ
❶父親・母親の共通点
自分の子供が生まれた日、父親・母親になった嬉しさは父母ともに同じ気持ち。とても小さな我が子を目の前にして、どう抱っこしたらいいのかわからず、とてつもない嬉しさと同時に不安な気持ちになりました。
❷父親
生まれた子供を目の前にして、初めて父親になったという感情になりました。父親になるという意識こそあったものの、実感としては生まれて目の前にして初めて湧きます。ここで新たな家族ができたという気持ちになります。
❸母親
おなかが大きくなるに妊娠期から、母親になる覚悟と自覚をもっていたと思います。お腹を痛めて生んだ我が子誕生は父親とは違う感覚があったと思います。
2.赤ちゃんの身体
●背中やお尻が青紫色
初めて赤ちゃんを見た時にビックリするかもしれないのは、背中やお尻に青紫色のあざがある事です。これは正常な赤ちゃんにある通常性蒙古斑という普通の状態です。
この蒙古斑は、多くは10歳ころまでに消えるようなので安心してください。
※背中やお尻以外の異常性蒙古斑
背中やお尻以外の蒙古斑は異常性蒙古斑と言います。異常性蒙古斑は色が濃く消えない事もあるので、成人まで様子をみるか、見た目が気になる場合は皮膚科の受診をお勧めします。
●頭がペコペコして柔らかい
赤ちゃんは脳や頭の骨が小さく、成長するスペースを確保するために頭の骨と骨の間に隙間があります。2か所のペコペコした隙間があり、それぞれ医学用語で『大泉門』『小泉門』と言います。
大泉門が前の方にあり、額(おでこ)の少し後ろにあります。小泉門はつむじの部分にあります。
小泉門は生後3ヶ月頃に閉じ
大泉門は生後1年~1年6ヶ月頃に閉じ
固くなります。
固くなるまでの期間は、脳にダメージを与えないよう不用意に押し込んだりしないようにしましょう。
※泉門が閉じるのが早すぎる・遅すぎる時
個人差はありますが、あまりに小泉門や大泉門が閉じるのが早すぎる場合・遅すぎる場合は、小児科への受診をお勧めします。
3.初めての事だらけ
抱っこ、哺乳、おむつ替え、沐浴、寝かしつけも初めての経験で毎日がドキドキです。不安と楽しさが入り乱れます。
「哺乳瓶はこの向きでいいの?」「うんちってどれくらい出るのが普通なの?」「沐浴は赤ちゃんのどこを支えてあげればいいの?」「どんな感じで寝かしつけしたらいいの?」
とにかく父親・母親で話しながら楽しく子育てについてする時期です。
【ここで生まれる可能性のある父親と母親の軋轢】
お互い育児が初めてにもかかわらず、父親・母親どちらかにやり方を一任すると、夫婦間で軋轢になりやすいです。どちらが主たる養育者になろうとも、お互いが初めてである事を認識し、哺乳・おむつ替え・沐浴・寝かしつけ等について、話し合い共有ながら協力して行うのが良いです。一任すると夫婦喧嘩が発生する可能性があります。育児の頻度についても話し合いながら、上手に乗り越えましょう。
この時期に育児で喧嘩になったら、今一度、育児の方法・父親母親の役割の割り振り頻度について話し合いしてみてください。
これについては、前回のnote参照です(笑)
リンクはこの記事の最初に貼っています😊
4.授乳
授乳は母乳、混合、ミルクでの育児があります。初乳(生まれて暫くの母乳)は免疫成分を多く含むため、免疫確保の意味でも必要でしょう。
4-1 母乳かミルクか?授乳についての考え方
授乳に関して、初乳以降は、必ずしも母乳がいいとは私は思いません。
・我が家の赤ちゃんは、母親のおっぱいでの授乳を泣くほど嫌がる
・更に母親の搾乳の量も少ない
・哺乳瓶での粉ミルクを好んだ
以上、3点から我が家では2ヶ月以降は完全ミルクで育てました。
「母乳でないと健康な子に育たない」というような思い詰めるような考えにはならないようにしましょう。
完全ミルクでも立派で健康な子に育ちますから安心してください😊
ミルクでの授乳について説明しようと思います。ミルクは夫婦ともに出来ておく方がお互い楽です。授乳の時間のリズムを作るのが大切です。我が家ではだいだい3時間おきでした。
母乳でもミルクでも、授乳後にはゲップをさせるように意識してみてください。赤ちゃんを縦に抱き、肩で赤ちゃんの首を支え背中をトントンを優しくたたいてあげてください。そうする事で、ミルクの吐き戻しを防ぐことができます。
「何故吐き戻しをするのか?」それは赤ちゃんの口と胃までの距離が短く意図せず吐き戻しをおこしてしまうからです。気持ちが悪くなって吐き戻しをしているわけではないので安心してください。
5.おむつ替え
おむつ替えに関しても夫婦でやり方を共有しておくことが重要です。おむつ替えは夫婦どちらでもできるようにしておきましょう。特に夫婦のどちらかが何か別の作業をしている時、疲れている時、もう一人が出来るととても助かります。
5-1 我が家のウンチ漏れ対策
我が家の場合の対策をご紹介します。
生まれたばかりの赤ちゃんは良く動き、パンツタイプにするとサイズが緩く、隙間からウンチが漏れてしまう事がありました。
なので、テープタイプにして股をしっかり締めて隙間を無くした方が、ウンチが漏れずに済みます。
6.夜泣き
新生児期につきもので、厄介なのが夜泣きです。(うちの子は特に1日の夜泣きが長く程度は変わったものの、結果的に2歳頃まで夜泣きが続きました。)
新生児は睡眠のリズムが出来ていないので、夜泣きはするものです。
そう割り切って楽しんで夜泣きをやり過ごす事ができたらとても素晴らしい事でしょう。
しかし、子をもった親が皆そうとは限りませんし、一晩に何回夜泣きするのか、一回で何分泣き続けるのかによって、親の疲れ度合いも人それぞれでしょう。他の家の子と、比較するものではありません。
現実問題として、夜泣きはとても疲れますし、夫婦で毎日睡眠不足に悩まされることになります。「どうして泣くんだろう」「どうやったら夜早く寝てくれるだろう」を考える事になります。色々なやり方がそれぞれの家庭で変わると思います。
6-1 我が家の夜泣き対策
夜泣きの対策は決して多くありません。赤ちゃんは夜泣きするものでそれが健康な子供であるという証です。全く夜泣きがない赤ちゃんもたまにいるそうですが…
我が家の夜泣き対策をご紹介します。
❶夜泣きしない為に
・寝る前にはしっかりミルクをあげる
・昼寝の時間を調整
❷夜泣き前の準備
・ミルクを入れた哺乳瓶を、赤ちゃんの近くに置いておく。哺乳瓶ウォーマーが売っているので、温かいミルクをのませてあげると赤ちゃんも喜んでくれると思います。
❸夜泣き後の対応
①抱っこして上下に揺れながら動く・抱っこしながら歩く(5分以上)
②添い寝して子守歌を歌いながらお腹をポンポンする
③授乳する・ミルクをあげる(添い乳)
の順番でしていました。
授乳(添い乳)がある理由は、この後お書きします。
6-2 添い乳の考え方
❶歯科医師として
『夜泣きをやめさせる為に、授乳する行為(所謂添い乳)はオススメできません。乳歯が生える(生後6ヶ月頃)まではいいですが、乳歯が生える時期(生後6ヶ月頃)以降に添い乳をすると口の中の環境が悪くなり、虫歯になりやすくなります。そして、乳歯が無い時期(生後0~6ヶ月頃)に添い乳をすると、癖になり添い乳をしないと夜泣きが治まらなくなります。やがて乳歯が生えても添い乳の癖は治らないので、添い乳はやめましょう』
と、歯科医院では言われるかもしれません。それは、歯科的には正しいですし、それはそうだと思います。厳しい指摘ですが、この知識は歯科医院でしか教えてくれません。有難いお話を聞いたくらいに留めておきましょう。
❷1人の親として
しかし、どうしても夜泣きが治まらず寝ない時は、添い乳も良いと歯科医師としてではなく親としては思います。
なぜなら、親も人であり、毎日の夜泣きでメンタルが崩壊してしまう可能性があるからです。歯科医院では子育ての経過は知らずに話しているので、知識の提供しかできません。
歯科医院としての理想と親として現実はギャップがありますが、現実を大切にして、時には添い乳をして親の負担を軽くする方が大切だと私は思います。歯科医院での添い乳の虫歯リスクの話と依存リスクの知識は頭に入れておく程度で良いでしょう。
ただし、添い乳の窒息リスクにはくれぐれも注意してください。
結果:私個人は以上から夜泣き対策として授乳(添い乳)をする事は問題ないと判断しました
7.慢性的な睡眠不足
初めての育児、夜泣き、日中の赤ちゃんの泣き声に圧倒され、可愛さがある反面、寝不足に悩ませられることになります。
【ここで生まれる可能性がある父親と母親の軋轢】
誰が夜泣き対応をするかで揉める可能性があります。完全母乳、母乳とミルクの混合、完全ミルクで育児するか、また、働くのは誰なのか(この時期、母親は産休・育休、父親は育休をとっている場合がよくある)によって変わってくると思います。ここも赤ちゃんのタイプや夫婦の性格や睡眠のとり方によっても変わってくると思いますが、夫婦で話し合いは必要です。なにも二人で起きて、一緒に夜泣きに対応する必要はないと思います。
(初期の分からない頃は2人で一緒に夜泣き対応して情報共有するのも必要でしょう)
ここで一例を紹介します。
≪前提条件≫
・母親は産後での負担を抱え働けず育児をメインにしている
・父親は働いている
・母乳とミルクの混合で育児している
ものとして考えます。
※あくまでも一例であり、夫婦での話し合いが一番です。
2パターン考えられます。
❶優先的に父親に夜泣き対応をしてもらう。母親が慢性的睡眠不足のため、父親が優先的に夜泣き対応をする。
→どうしても母乳が必要になった時
●完全母乳での子育て希望の場合
⇒母親に起きてもらい添い乳をする。
●母乳とミルクで混合・完全ミルクで子育て希望の場合
⇒寝る前にミルクを寝室に置いておき父親1人で対応し
やむを得ない場合は、母親も起きてもらい添い乳で対応する。
❷優先的に母親に夜泣き対応をしてもらう。父親が仕事を控えているため、母親が優先的に夜泣き対応をする。
この2つを交互に繰り返したり、寝る前にどうするか事前に話したり、決め方も千差万別でしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。大まかに流れや気を付けるポイントを書きました。何度も書いていますが、子育ての方法は1つしかない訳ではないです。その子にあった、家庭環境にあった子育てを、親や保護者が無理なく行える一例として、このnoteがお役に立てたらと思います。
次回、いよいよ3ヶ月以降ワンオペ育児編……といったところでしょうか…
前回のnote同様、私のやる気がある時と皆さんの反響があれば書こうと思います(笑)
ご覧いただきありがとうございました。