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悲しいのは秋のせい

みなさん、こんにちは。

秋は収斂の季節といって、物ごとが成熟して、まとまり、その実りを収穫する季節と考えられています。

新年がはじまって、あっという間に一年の後半を迎えました。

秋空の雲や乾いた空気、イベントや人と会う機会も多くなり、色々な思いを深めやすい季節でもあります。

そんな秋は、何となくもの悲しい、さみしい、しんみりと、センチメンタルな気持ちに覆われることもあります。

それもそのはず。

秋は悲しみの感情とつながっていて、植物が枯れるのと同じように、こころも落ち込んだり、不安定になりやすいのです。

「秋の夜長を楽しむ」という言葉がありますが、秋は静かに過ごすことに向いています。

忙しい日常で買ったままになっていた本や音楽を楽しんで、こころを豊かにすることに向いている季節と言えるでしょう。

一方で、悲しみが強すぎると、秋の五臓である「肺」や、肺とつながりの深い「大腸」などの不調を招くこともあります。

ですから、落ち込んだり、悲しいことがあっても、その感情を追いすぎたり、悔やみすぎないこと。

夜は考えごとに向いていないので、反省はしても、それ以上こころを追い込む必要はありません。

体にも、こころにも良い秋の養生は「早寝早起き」。

しっかり休んで、調子を整え、早起きすることで朝の「陽気」で活力を取り込みましょう。

どうしても考えないといけないことは、紙に書くこと。

気持ちを上手に整理できるようになりますよ。

こころと体はつながっているので、乾燥した空気に肺が弱ると、こころも後ろ向きになりやすくなります。

肺が元気に働けるように、肺に良い食材や深呼吸、それから保湿を意識しましょう。

お部屋のこまめな換気もおすすめです。

寝つきが悪いときも、しばらく換気をするだけで驚くほど寝つきがよくなることもあります。

そのくらい新鮮な空気は、私たちのこころや体に影響しているのです。

今日も最後までありがとうございました。


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