宮城の秘湯/伊達政宗が愛した湯元・不忘閣
宮城で温泉と言って名前がまずあがるのは、秋保、作並、鳴子、遠刈田の4つだろう。観光も楽しみたいというと松島という選択肢もあがる。
ただ私が強くお勧めしたいのは青根温泉である。県南に位置し遠刈田温泉とは近い距離にある。
車で行くのが理想だが、公共交通機関を使う場合は仙台駅からバスで遠刈田温泉まで行き、そこから送迎で宿に向かう(要予約)。
(連泊するのなら、周辺に観光する場所がないため車がおすすめです)
青根温泉の中で有名な宿といえば「湯元・不忘閣」だ。伊達政宗が滞在したことでも有名なこの宿の特徴はなんといっても温泉だ。
その前にこの温泉宿は間違いなく人を選ぶだろう。私も不満点をいえばすぐにいくつか思いつく。
ただその不満点を十分に補うだけの魅力がこの温泉にはある。
温泉の種類は5つ。貸し切り2つと他3つ。温泉はどのタイプもおすすめである。
中でも圧巻なのが写真の大湯だ。ここは貸し切りではなく時間で男女入れ替わるタイプである。伊達政宗の時代からある歴史あるもので、石風呂は当時のままだそうだ。当時公衆浴場としても使われていたたため湯舟が広い。そして巨大は梁は圧巻である。
タイムスリップしたかのような心地となりまさに至福な時間が過ぎる。
私は平日と休日とも宿泊したことがあるが、平日の10時から14時までは貸し切り状態で使えた。
料理は一品丁寧に運ばれてくる。もちろんおいしい。
早朝。温泉に行こうとすると玄関に飾れた花に朝日が刺しこむ。
そこには昨日とはまた違った花がいけてあった。
また行きたい温泉宿である。