「成功」する人生とは
読書が昔から好きで、小学生の頃から小説や伝記などをはじめ、数えきれないほどの書籍を読んできました。
大学生になると、俗にいう自己啓発本と言われるような種類の本にも手を出すようになりました。
その大きな理由は、今後の人生に大きな不安があったからです。
医師の方が書いている日常ブログや、あまりメジャーではない方の日記的書籍なども読み漁りました。
読書メモを残すようになったのは、直近数ヶ月のことになりますので、これまでの正確な記録は残していませんが、そのような他人の人生における成功を掴むストーリーは、100パターン以上を把握してきたと思っています。
そして、そういった書籍の本質に描かれている「成功のために必要なマインド」のようなものは、言葉の表現方法は一人一人違えど、共通点が多いと、僕は結論づけました。
●成功に必要なマインドは時代に左右されない
大昔から読み継がれているような書籍に記載されている、人生の成功のためのテクニックが、映像・Tweet・動画などといった、各時代に合わせた形で似たような内容が繰り返して発信されていると、思われます。
このような成功マインドのようなものは、時代背景に左右されない、不変的なものなのだろうと予想されます。
現在も様々なSNSや、動画サイトに、モチベーションを上げる系のインフルエンサーが多く存在しています。そして、その中にはコンサルや情報提供することで、金銭を要求する方もいらっしゃいます。
しかし、そのような方が発信しているような内容は、ある程度の学習能力がある人からすれば、過去の有名な書籍を読むことで、簡単に得られることが多いです。
つまり、ほとんどが2番煎じです。
かの有名な堀江貴文さん(通称:ホリエモン)曰く
「偏差値60以上の人間であれば、1人で勝手に自習して成長できる」
とのこと。
非常に極端な意見だと思いますし、60という数値で必ずしも人間の良し悪しを分断できるとも思いません。しかし、一定の読解能力と集中力があれば、自分で勝手に必要なことを学習して、自分に不足している部分を改善していく能力があるのではないかなと、僕も賛同できる部分はあります。
「お金を払ってでも、楽をして成功したい」
という気持ちは誰しもあるものです。
僕にも当然その感情は存在します。
しかし何でもかんでも、「自己投資だから!」と金銭を使って、楽をしすぎるのもよくないのはないでしょうか。
成功がそんなに簡単に得られるものであったら、皆成功しているはずです。
成功者というのは、失敗している人がいるからこそ存在しています。
つまり相対評価の産物です。
全員が成功することは、相対評価であるかぎり有り得ません。
厳しいですが、これが真実だと思われます。
●2パターンの生き方しかない
①成功マインドを前提に、自分オリジナルの価値を作り出す
成功者になるためのマインドは、昔から受け継がれており、簡単に真似することができます。
それに従い、頑張り続ける人生です。
しかし、そのマインドに従っている人間は、当然のことながら世の中には大量に存在しています。その中で勝ち抜く戦いをしていくこととなります。
つまり、結局はマインドを持つだけでは、競争相手とほぼ同じ性質になってしまっています。そのため、成功したいならば、他の競争相手とは異なる価値を身につけるしか有りません。
自分オリジナルの価値は、誰かから学べるものでしょうか?
学べません。成功を得るために相対評価が余儀なくされるため、今存在している誰かの真似をしても、大勝ちはできないでしょう
2番煎じではないオリジナルでなければ、高い価値は見込めません。結局は自分で自学自習し、悩みながら、自分の価値を高める道筋を辿ります。
この生き方を選択すると、多大な努力と苦労を経験することになるでしょう。しかし、成功を得られた場合には、大きな幸福感を得ることができるはずです。
②成功マインドから離れて、自己満足の世界で生きる
こちらは、相対評価からドロップアウトし、自己満足という絶対評価の世界に入るという生き方です。
自分自身で評価基準を決め、他人と比較を一切しないということです。
例えば
「生きていけさえすればそれだけで満足」
「子供たちと笑いながら過ごせれば幸せ」
など、自分自身が満足できる基準さえ満たしていれば100点満点です。
本を読んで、自己を啓発する必要なんか全くない人生になります。
もはや、「悟りを開いている」ような状態です。
この生き方を選択するには、強靭な精神力が必要とされそうですね。しかし、人生における波は少なく、心が安定した暮らしを満喫できそうです。
▼結論:
”成功”を追い求める覚悟はあるのか自問すべし。なければ気楽に生きるのも”正解”である。
結局は人生をどう送りたいのかは人それぞれです。
それぞれの生き方に一長一短があります。
①のように、成功を追い求めるのはスリルもありますし、人生に華やかさを与えます。しかし失敗して、様々な損失(金銭・時間など)を被り、悲しい結末を迎えるかもしれません。
②は、自己が満足できる範囲で生活するわけですから、①ほどの大きな成功を得ることはできないかもしれません。しかし、危険なチャレンジをしていない分、大きな損失を得ることもありません。
自分のライフステージに合わせて、①と②を行き来しても良いのかもしれません。
皆様はどのような生き方を好むでしょうか。
生き急がずに、ゆっくり考えてみてもいいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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