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アートに興味がなかった私が、興味をもったきっかけ。

みなさんは、美術が好きですか?

美術に何を求めているのか、そんな事をデータと自身の体験を合わせて書いていきたいと思います。

教員になってからのアートとの出会い。

ぶっちゃけ、
美術、アートに興味を持ったのはここ最近のことです。
もともと、学校の授業での図画工作や美術の時間は嫌ではなかったけど、

何の役に立つんだろう🤔❓
主要教科よりはいいかな〜。
何を基準に絵の評価って付けられているんだろう🖼️

そんな事を思っており、正直言うと美術を重要視していませんでした。
また、何かの機会に美術館に行ったとしても、

「おー!写真見たいな絵だな。」
「これならだれでも描けそう。(失礼)」
「何がすごいんだろう?」

そんな事をぼーっと考え、心から「アート!すごい!」と心が動かされることもありませんでした。

しかし、小学校の教員になって図画工作を教えるようになり、「鑑賞」の授業を作るために、たまたま研修の一環として美術館に行くことにしました。

そこで、モネの絵を見て、
何を表現したいと思っているのか思いを巡らせ、あーでもない、こーでもないと語り合うことがすごく楽しく感じました。

実際に小学校6年生を対象にモネの「印象 日の出」で鑑賞の授業も行い、大きな手応えとアートの可能性を感じました。

これが、アートと私の出会いです。

データから読み解く教科「美術」

実は、美術は小学校から中学校にかけて一番「好き」と思う人が減少する教科なのです。

この結果を聞いて
「えーー?!」と思いますか?それとも、
「確かにそうかも。」と思いますか?

学生時代を振り返ると、嫌いにまではならなかったですが、好きになることはなかったかもと思いました。

大きな理由としては、
①美術をすることのメリットをあまり感じないこと。
②絵や造形物として表現した作品を、なんか分からないまま評価されること。
③結局何がすごいのか、何を評価されているのか、細切れの授業すぎて理解できないこと。
こんなことが理由に挙げられます。

教員の立場になって考えると、
①図画工作として取れる時間が少ないこと。
②学習指導案の内容として「表現」と「鑑賞」に分かれているものの「表現」に多くの時間を要すること。
③鑑賞する題材を、教材研究することの難しさがあること。


限られた時間の中で、学びを深め楽しい授業を作ることはとても難しいことです。
また教員自身も、十分な美術教育を受けていないことから、自分自身で興味を持って学ばなければどうしても軽視してしまう内容になっています。それが、子供達にも伝わってしまうように思います。

美術の在り方、鑑賞の在り方は見直していく必要があると言うこと強く感じます。

しかし、反対に言うと、美術の可能性はまだまだ広がるという事も言えますね!

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