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春の桜に誘われて…展覧会「S・A・K・U・R・A」

今年の3月は珍しく寒くて、花見の気分にもならない今日この頃だけど。
東京でちょうど桜が美しく咲きそろいそうなタイミング、3月30-31日に春の桜をテーマにしたグループ展が開催されます。出展するのは4名の実力派な女性作家たち。この展覧会のために桜をテーマにした新作をご用意してお待ちしています。ぜひ「アートで花見」をしにきてください。簡単に各作家さんを紹介をしますね。


樫内あずみ

樫内あずみ「やまのこえ」

今年30歳になる樫内あずみさんはアクリルで木の板に抽象的な絵を描きます。その絵と同じように、若いのに不思議な安定感と奥の深さと力強さを持つ人柄も魅力の作家さんです。絵を古道具のように生活の中に馴染ませてほしい、そんな思いで「触れる絵画」を展開。個展のときは、絵を手に持ってみるなど自由な鑑賞スタイルで楽しめます。また、その人のお話を聞いてその人を応援する絵をその場で即興で描き、メッセージも話してくれる「絵詠み」というサービスもとても楽しいです。彼女の描いた桜は山桜なのでしょうか。画像からは満開の桜の迫ってくるような勢いを感じるけど、実物をどんなかしら。観るのが楽しみです。https://www.instagram.com/kashiuchi_azumi/

タンタン

タンタン新作 切り絵

和とオリエンタルを融合した独自の切り絵を制作されるタンタンさん。本展の企画首謀者でもあります。何でもおじいさまの代からのアンティークに触れて育ち、古きよきものが残るような世界観を目指しながら、現代アートを捉えていきたいと発想されたそうです。
作品のほうは、先月、Gallery Aoyama Iyasakaで開催された猫の展覧会で見せていただいたときは、金箔を施しながら切り絵で描かれる世界はどこか異国情緒とかわいらしさが漂い絵本の中をのぞいているよう気がしました。今回出展予定の新作は丸い円盤状の作品ですが、銀色と薄桃色のモノトーンが新趣向な感じでこちらも見るのが楽しみです。
https://www.instagram.com/kirierium/

ひら子

ひら子「夜桜」

同じく切り絵作家のひら子さん。先月、猫の展覧会で作品を見せていただいたときは、切り絵とは思えない表現の精緻さに舌を巻きました。筆で描いたのではないかというような動きのある表現を切り絵でできるのかと。お聞きしたところ、切り絵は5歳の時に出会いそこからずっと取り組まれているとのこと・・・リアルに見ていただきたい作家さんです。制作しているところも見てみたい。
https://www.instagram.com/naka_hirako2/

荻原久代

荻原久代「揺らぎ」

油絵作家の荻原久代さん。利尻島の出身。油絵を描く一方、CGや設計ソフトのオペレータの仕事をされるなど、アナログとデジタル、都会と自然と対極の要素をどちらも取り入れる度量をお持ちです。ホロスコープを作品にする仕事もされていて、本当に縦横無尽感があります。最近は、朝活で毎日コツコツと描き上げていった作品が第8回星乃珈琲店絵画コンテストで優秀賞を受賞するなど、注目が高まっています。今回出展するこの油絵も桜の花の柔らかさ、空気感が伝わってきて、なんとも優しい気持ちになります。これも実物を観るのが楽しみな作品ですね。
https://www.instagram.com/hisayo_ogiwara/

「S・A・K・U・R・A」春の桜の展覧会概要

日時 2024年3月30日〜3月31日 / 11時〜22時
場所 Gallery Aoyama Iyasaka
   東京都渋谷区渋谷2丁目7-14 VORT AOYAMA101 表参道駅徒歩10分
出展作家 
樫内あずみ/アクリル タンタン/切り絵 ひら子/切り絵 荻原久代/油絵
主催 Gallery Aoyama Iyasaka
企画・ディレクション MIKAZUKI Art https://www.mikazuki-art.jp/
お問合せ 050-5437-9850・info@iyasaka.art

Gallery Aoyama Iyasaka 昼間はカフェ、夜はお酒も楽しめるギャラリーです。お気軽に一服しながらのアート鑑賞にお出かけください。
カフェタイムはお抹茶+桜餅セットなど、限定メニューがお楽しみいただける予定です。カレーなどの食事もご用意しています。

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