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悪い癖や習慣を直す「いいぞ、もっとやれ!」
催眠療法士ユリの公式ライン始めました!
瞑想や心理学の情報を発信していくつもりです。
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やってはいけないと思われることをした人に対して"よくやった"という意味で称賛し、煽るネットスラング。それが「いいぞ、もっとやれ」。
治療では禁句のように聞こえるが、上手に使えば意外に有効だったりする。
たとえば、次の3つの例。
①爪を噛む癖のある少年に、
『その指ばかり噛んでちゃダメだよ。10本の指の全ての爪を平等に噛むことに集中しなさい』。
②内気な患者に、
『話したくない秘密は何一つ共有してはいけないよ』。
③成績の振るわない学生に、
『どれだけ学ぶか決めるのは君の権利だから、君が学びたいと思うこと以外、一つたりとも余計には学んで欲しくないと私は思っています』。
①の例は、無意識に行っている爪噛みをあえて意識的に噛むようになることで、全ての指を噛むときに理性が働くようになる。
②の例は、話すのがいかに難しいかということではなく、自分が何を話たいと思っているかを自然に相手に考えさせる。
③の例は、学ぶのを放棄しろと言っているようで実は何なら学びたいのかを自然に相手に考えさせる。
この「いいぞ、もっとやれ」を大真面目にやって天才心理療法家と呼ばれたのがミルトン・エリクソン。彼の考え方はこうだ。
『その人を変化させようとすると反感を助長するが、機会を提供するのであれば、こちらのエネルギーが消費されることはない』
このワザは自分自身に対しても使える。
たとえば、ポテトチップスを食べるの手が止まらない。
止めたいけれど、止められない。
であれば、お腹が張り裂けそうになるまで浴びるほど食べる。