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ナースステーションのカウンターを飛び越える祖母94歳。

三姉妹のシングルマザー、ゆりこです。

私には認知症の祖母がいます。94歳のちいちゃいおばあちゃんです。認知症を患ってから入院生活を送っています。

だんだんわからなくなってくる

80歳を過ぎた頃から、いわゆるボケが始まってきたというか、お薬を飲むことを忘れたり、人の名前が出てこなかったり、まあ、おばあちゃんだから仕方ないねってくらいだったんですが。

おじいちゃんとペアで老人ホームへ

おじいちゃんとおばあちゃんは仲が良く、ずっと2人暮らしでした。仲良く畑で野菜を作ったり、味噌や梅漬けをこしらえて、食べきれないくらい送ってもらっていました。
お正月にはお餅をついたり蕎麦を打ったり。忙しくしていたと思います。

それが2人きりの暮らしがしにくくなってきたのです。

食事が作れなくなり、お風呂が危なくなり。夫婦揃って老人ホームへ入所することになりました。

おじいちゃんが癌で他界

おじいちゃんが癌で他界してからは、おばあちゃんの認知症がグッと進行したように思います。
病院へ行くときも、待合室で
「父さん、こっちこっち!」
と知らない方に手を振ったりして。

ひらりとカウンターを飛び越える脚力

老人ホームでも、病院でも、家に帰りたいという願望が強いせいか(帰らないといけないと思っているのか)、一瞬のスキを見つけると脱走するおばあちゃん。
90歳過ぎてからも、何度かナースステーションのカウンターを飛び越えて脱走しています(笑)

ちゃんと怒られます

ナースステーションのカウンターを飛び越えたり、看護師さんのスキを見て脱走すると、その後ちゃんと怒られます(笑)
何度も脱走するおばあちゃんは要注意人物?となるのでした。
「おばあちゃん、勝手に家に帰ったら危ないよ。」と言うと、
照れ笑いをしながら
「家に帰らないと、父さんが心配だから。」とのこと。

家とおじいちゃんが大好きだったから、家に帰りたくなるのかな、とも思いました。

ベッドから落ちて大腿骨を骨折

朝起きた時に、家に帰らないと!と思ったのか、寝起きでベッドから転げ落ち、大腿骨を骨折したおばあちゃん。
術後の1週間だけ総合病院で入院し、リハビリは入院している認知症病棟で行うことに。
術後、痛みもあるのにいきなり歩き出そうとしたり、介護が大変だったようでした。

おばあちゃん、いつまでも元気でいてね。そしてほどほどでお願いします😊

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