血と生理痛~旧暦閏卯月~
今月の野菜【インゲン】
えんどう、そら豆、インゲンなど、晩春から初夏にかけて目にする緑の豆類は、旬を感じるお野菜ですね。
「さやえんどう」の「さや(莢)」とは外皮のことで、若いサヤなので柔らかくて皮ごと食べれまっせーの意。
つまり「さやえんどう」「グリーンピース」「えんどう豆」は同じ種類で
成長具合に応じて名が変わる、と。ま、魚でいうところの「ツバス」「ハマ
チ」「ブリ」みたいなもんですね。
「いんげん」も年に三回採れるから「さんどまめ(三度豆)」と呼んだり
と。こっちで呼ぶ方も多いのでは?
いんげんは、脾胃を健やかにし氣を補ってくれ、また余分な水分を排出してくれる働きがあります。
暑が長け、氣が消耗されやすい夏に、そして湿氣が増す梅雨時期にと、とっても重宝する食材。自然を感じながら、美味しく頂きながら、身心が調えられれば最高ですね。
血と生理痛
月経痛という症状に対し推拿では「血の滞りが原因で痛むタイプ」と「血の不足が原因で痛むタイプ」とに分けて考えます。
① 血の滞りで痛むタイプ
月経前から痛み、月経が来てから次第に痛みが和らいでいく、一定の場所が激しく痛む、血の量は少なく、血の色は黒紫のようで、血の塊のようなものを帯びているといった特徴があります。
そんな方の対処法としては、氣血を巡らせることが大切となります。この時季のお野菜でいえば韮、らっきょう、玉ねぎなどがよいとされます。
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② 血の不足が原因で痛むタイプ
月経の終わりくらいから終わった後に痛みがある、痛みは激烈というよりはずっと絶え間なく痛い感じで、温めたり、手でさすったりするとややマシになる、血の色は淡く、血の量は少ない、といった特徴がみられます。
他に、疲れやすい、やる氣が出ない、汗をかきやすく止まりにくいといったような症状も②のタイプには起こりがちです。
こうした症状の場合は、氣血を補うことが大切であり、この時季のお野菜でいえば、じゃがいも、かぼちゃ、そしてインゲンなどが挙げられます。
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生理痛には「三陰交」
場所は、内くるぶしから指四本上にあります。生理不順、無月経、不妊など、女性特有の諸症状全般に◎
ゆらね養生雑記 旧暦閏卯月号
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