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芥川賞候補を全部知る。

 全部読む! っていうのを実行した年もあるのですが、私正直もっと名作を読むのに忙しくて〜今からどうなるか得体も知れない新人に渡す読書時間なんてないじゃない?
(↑やなやつ! やなやつ! やなやつ! やなやつ!)
 そりゃずっとファンだった作家が受賞して今後もよろしく書いていって、あなたが読めたとしても、それはただの古参アピ!(古参アピール)ですよ。
 本って本当に、発行年月なんてどうでも良いんだもの。ドストエフスキーだって良いものでしょう?
 なんなら年に二回も芥川賞作家(と直木賞作家)を輩出する意味はあるのか? どの本のプロフィールにも付いている「第xxx回芥川賞受賞」「第xxx回芥川賞最終選考」と書かれているわけですよ。つまらん。そういう風にして本を拡販しようとしても、もうちょっと良いやり方があるんじゃないのか?
 作家は今、デフレだと思う。年に何人(商業誌)輩出させているのか? それって大丈夫? 作家をデフレさせてどうする。売れない作家が変な野望を持つだけだ。野望と文芸は違う。それは違う。
 考えて欲しい。私も考える。(私も小説だの何だの書いている身でこういうこと云う資格があるのか無いのか今、判りませんが、資格があるのかという点を含めて考える)本を本たらしめるのは読者であって、著者過剰需給は、無駄。

 世の中を蔓延る「サブカルチャの王道をセレクトするセレクト書店」さんは、どうでも良いです、絶対行きません。XX年前のヴィレッジ・ヴァンガードの悦びは、もう二度と味わえないような気がしている。

石田夏穂「我が手の太陽」(群像5月号)
市川沙央「ハンチバック」(文學界5月号)
児玉雨子「##NAME##」(文藝夏季号)
千葉雅也「エレクトリック」(新潮2月号)
乗代雄介「それは誠」(文學界6月号)


(最後に候補作品を載せるスタイル)
 千葉さんと乗代さんはもうEのでは?

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泉由良
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