【毎日書評】世界のピークパフォーマーが実践する脳を操る食事術3選

いま、一流のビジネスパーソンがもっとも注目しているのは、「食事」。
貯まる業務。求められるスピードの時代に、あらゆる「脳疲労・ストレス」を消して、トップコンディションを保つことがなによりも重視されています。
しかし、世の中の食の情報は間違ったものだらけ。
・コーヒーで目を覚ます
・栄養ドリンクで力を振り絞る
・空腹で集中力を高める
・甘いものでリラックスする
…などはすべて、脳に悪い習慣といえるでしょう。

では、脳を上手にあやつって、集中力、意志力、持続力を瞬時に高めるためには、いったい何をどうやってたべればいいのか?
本書ではその方法が具体的に紹介されています。

1. プレゼンを成功に導く「プチトマト」

ビジネスパーソンには、役員会で企画を発表する、大口契約がかかったプレゼンテーションを行うといった、いつも以上に力を発揮しなければならない「ここぞというとき」はありますよね。

こういう時に著者は「プチトマト」を食べることを推奨しています。
理由としては、「実のもの(中に種がある食べもの)」全般にいえることですが、大切な種子を守る、皮や果肉にフィトケミカルやビタミン・ミネラルを備えているため、「抗酸化力が高い」という点です。

抗酸化とは、酸化する(からだがサビる)のを抑える作用のこと。からだが酸化すると、集中力の低下や老化促進、動脈硬化、さらにはがんなどの深刻な病気につながりやすくなります。
さらには高まりすぎた交感神経を鎮めてくれる効果のあるGABAも含まれており、集中力が必要なプレゼンの前はうってつけなのだそう。

日頃から食べることが効果的なので、ぜひ意識して食べてみましょう。

2. キレのある決断には「アーモンド」と「バナナ」

イライラするのはカルシウムが足りないから。
よくこういう言葉を耳にしますが、これは科学的根拠があることをご存じでしょうか?

著者によると、脳内の情報の受け渡しをスムーズにするためには「神経伝達物質」の活性が必要であり、活性化に必要な主な栄養素が「カルシウム」と「マグネシウム」と述べています。
カルシウムやカルシウムやマグネシウムが不足すると、思い通りに、頭や身体を動かすことができなくなってしまうため、これらを補う必要があります。

具体的には日頃から大豆製品、海藻、ジャコ、桜エビ、アーモンドを意識して多めにとる。そして小腹が空くと条件反射的にチョコレートのようなお菓子を食べていた人は、それをバナナやおにぎりに変える仕事のミスの回数は必ず減っていく、と著者は断言しています。どうしても難しい場合はカルシウムやマグネシウムのサプリメントを飲んで補いましょう。

ちなみにスナック菓子やファストフードなどは判断を鈍らせる白砂糖や油脂が含まれているので摂りすぎには注意しましょう。

3. 二日酔いには「具だくさんの味噌汁」

つい飲み過ぎて昨夜のお酒がまだ残っている、なんてことよくありますよね。こういう朝は憂鬱なものです。だからと言って仕事は待ってくれません。

そんな時に救世主となる食べ物が「具だくさんの味噌汁」です。
著者によると仏海世になるほど飲んだ日は、からだは脱水症状を起こしているため、①失われた水分を補給すること、そしてアルコールを分解する際、肝臓ではアミノ酸、ビタミンA、B群、Cが使われるので、②ビタミン類を補うこと、の2つが必要と述べています。

この2つをコンパクトに満たしてくれるのが「具だくさんの味噌汁」。
具体的にはジャガイモ、カブ、豆腐、わかめ、玉ねぎ、カボチャ、サツマイモなどが入った味噌汁が良いとされており、水分や各種ビタミンのほかに、カロテン、カリウムなどもとれるのでアルコール分解でクタクタになった肝臓の疲労回復にもってこいとのこと。もちろんタウリン豊富なシジミの味噌汁も効果的だそうです。

ちなみに脱水症状の予防には前日寝る前までにお酒と同じくらいの量の水を飲んでおくことも効果的とのこと。最後は焼きおにぎりと味噌汁でシメれば二日酔い予防は完璧だそうですよ。


食事は毎日とるものだからこそ、こだわりたいですよね。
何も知らない・考えないでばくばく食べていることに焦りを感じました。
たまにならいいけど、毎日のこと。
今からでも遅くないので、食生活を改善していかないと、と考えているそこのあなた、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

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