三十一文字の歌に隠されたワザ
こんにちは。ゆのんです!
ブログを読みに来ていただき
ありがとうございます。
今回は、
「三十一文字の歌に隠されたワザ」
と題して、
和歌の表現技法を
3つご紹介します。
① 掛詞(かけことば)
② 歌枕(うたまくら)
③ 見立て
私が愛して止まない和歌…
ホントにすごいんです!
31文字で伝えたいことを
伝えるなんてできますか?
正直、私はできません。
でも、それをするのが和歌。
少ない文字数の中で、
自分の思いを伝えるために、
工夫されているんです!
それでは、和歌の世界へ!
旅に出ましょう!
掛詞ってなに?
掛詞、一度は聞いたことが
あるのではないでしょうか?
和歌では良く出てくる
めっちゃ大事な表現技法です。
掛詞とは…
例えば、「まつ」
「松」と「待つ」をかけて
使われます。
他にも「ながめ」
「長雨」と
「眺め」(物思いにふける、悩む)
という意味で使われます。
和歌の例だとこちら⇩
花の色は うつりにけりな
いたづらに わが身世にふる
ながめせしまに
和歌の意味は、
桜の花の盛りが過ぎちゃったわ。
春の長雨が降っている間に。
私の美しさもが衰えたし、はぁ…
恋や世間やらに悩んでいる間に…。
つまり、掛詞は、
景色+作者の心情の2つを
和歌の中に詠み込む
ちょう使えるワザなんです。
他にもたくさんあるので、
ぜひ調べてみてくださいね!
若干ダジャレっぽいのも
ありますが、
平安時代の人々は、
真剣に使っていますからね!
掛詞が分かると、和歌の読解で
困ることがなくなりますよ!
だからこそ、とっても大事な
表現技法です!
歌枕ってなに?
次に、歌枕です!
寝るときの枕じゃないですよ?笑
歌枕とは…
平安時代では、場所によって
イメージが決まっています。
例えば、夢の国と言えば…
あのネズミのキャラの国ですよね。
新大久保といったら
韓国グルメになりますかね。
こんな風に、
ある名所=1つのイメージ
これが歌枕です。
例えば、「竜田川」
紅葉の名所です。
有名な和歌がありますね。
ちはやぶる 神代も聞かず
竜田川 からくれなゐに
水くくるとは
歌の意味は…
神々の時代には聞いたことが
ないくらい、竜田川が紅葉で
真っ赤に染まっていることよ
歌枕は他にも、
「吉野」=田舎、桜の名所
「宇治」=出家の地、寂しい
などがあります。
平安常識の1つでもあるので、
ぜひ、これも調べて、
自分の知識を
増やしていってください!
見立てってなに?
最後に、「見立て」です。
見立てとは…
例えば、よく使われるのが
「桜」と「雪」です。
え?ってなりますよね。
実は、平安時代の桜は薄ピンク。
白に近かったんです。
だから、桜を雪にたとえてました。
桜が散ることを雪が降るとすることも。
他には、「露」と「涙」
これも恋の歌でよく出てきます。
涙を流しているなんて直接いうと
ちょっとオシャレじゃない…
だからこそ、露にたとえて
袖が濡れてしまうなんて言うのです。
それとなく伝えるために、
見立てを使います。
オブラートに包む。
美しさを引き立たせる。
見立てには
そんな効果があります。
おわりに
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
今日のポイントは3つ。
掛詞=1つの言葉に
2つの意味を込めること。
歌枕=1つの名所を出して、
共通イメージを作り出すこと。
見立て=似たものにたとえて、
オシャレな歌にすること。
これが分かると、私と同じ
和歌オタクになれますよ!
(あ…目指してないか…🤣)
今日インプットしたことは、
友達に説明するなどして、
必ずアウトプットしくださいね!
そうしないと忘れます。
少しずつ、今までの自分と
行動を変えていきましょう!
PS.
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では、また!
ゆのん