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詩 旅半ばで

小鳥と云ふに相応しい者と
烏の対話を
色づけるが如く
黄色い手がうなりをあげる

空に昇りゆく笑い声が
重なり合って
息が浅いことに気づいた

あの人の言う不快の音とは
普段は壁であるのに
耳を傾けると存在を顕わにする

彼は煙となる時
雪崩れを聴いたのか
はたまた
溜息であったか

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