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今日は、五木寛之(作家)さんの言葉を 紹介します。 『私もいつの頃からか、 長いスパンで考えて思い煩うのはやめて、 きょう一日を丁寧に生きようと 考えるようになりました。 朝起きると、きょうも何とか 目を覚ますことができたと感謝して、 夜にはあぁきょうも一日終わったと 安堵して眠りに就く。 もちろん穏やかで 気持ちのよい日もあれば、 ため息ばかりの重苦しい日もあります。 しかし、どんな日も かけがえのないきょう一日と受け止めて、 その日その日を味わい、 丁寧に生きるこ
順天堂大学医学部教授で、スポーツドクターの小林弘幸氏は、多くのアスリートと接する中で、 「この人は成長するな」と思う人は、次の2つのタイプに分かれると言います。 (1)物事をはっきり口にする人 (2)何も言わずに、じっと耐える人 🍀どちらのタイプにも共通して言えるのは、何かを言われた時、ひと言目に「了解しました」と言うことです。 (1)のタイプであれば、「そして、この部分についてなんですけど」と、自分の意見を述べます。 自分の意見を口にはしますが、相手を否定するよう
感性というのは、質を等しくする世界ですから、「 違い」は探さないものだそうです。 ところが知性や理性というのは違いを探そうとします。 これが感性と、知性の違いです。 特に歳を取ると、だんだん頑固になり、相手と自分の違いを探し出そうとし、自分の価値観だけで相手を判断してしまいます。 昨今、問題になっているのが、中高年の人たちの居場所だそうです。 なぜなら、仕事場と自宅との往復を何十年と続けてきた人たちは、他の世界を知らないからです。 すると、定年退職した後の居場所が
口癖実践塾を主催している佐藤富雄氏はこう語っています。 🍀『幸せになりたいなら幸せな言葉を使おう。 愛されたいなら愛される言葉を使おう。 お金持ちになりたいならお金持ちになれる言葉を使おう。」 …これが、佐藤氏の説く「口ぐせ理論」の法則のようです。 法則には、表があれば裏もあります。 幸せな言葉が幸せを呼ぶいっぽう、不幸な言葉が不幸を呼ぶ、という悪い現象も否応なく起きてしまうのです。 いつでも、またどこででも、誰もが必ずそうなってしまいます。 言葉を使って生きてい
アメリカのサザン.イリノイ大学の学生、100名を対象に、研究チームが抑うつの調査を行ったところ、個人的、社会的、身体的な活動に対して面白くないと答えた学生が、抑うつ的な傾向にあるということが判明したそうです。 しかし、子供は違います。 大人から見て、何が面白いんだろうというような遊びに対しても、(例えば鬼ごっこ、缶けり、かくれんぼ等)積極的に取り組み、どんな会話でも面白がります。 子供の心はそれほど柔軟で、好奇心に満ちているので、何に対しても面白いと感じる事が出来るので
「私から年齢を奪わないでください。これは、私が年月をかけてつくった財産なのですから」…これは、渡辺和子先生がとても心に残った言葉だそうです。 こういう、すてきな言葉を残せる人になりたいと、渡辺和子先生は次のようなことをメモに書いておられます。 🍀「時間が、どうしようもなく過ぎた後に、"老い”だけが残るというような生き方はしたくない」と。 渡辺先生は、年齢は「財産」であるといいます。 "財産"とみなし、いとおしく思えるような命の過ごし方というのは、決して不幸や苦しみと無
【福を身につける三つの道】 明治から大正、昭和にかけて活躍した文豪・幸田露伴は、数々の名作を生み出す一方で、よりよき人生をひらくための随筆も書き残しています。 それらを座右に置いてきた碩学・渡部昇一先生は、幸田露伴が説く福を招き寄せる生き方を教えて下さったので、ここで紹介致します。 🍀露伴が記した福を身につける三つの道とは、「惜福」「分福」「植福」です。 運が巡ってきて福に恵まれます。 そこでどうするか。恵まれた福を使い切らず、その福の一部を見えないところを巡ってい
宇宙の構造は、どうやら二重構造になっていると小林正観さんは言います。 何故か執着を持って求めるほど、遠ざかるらしいんです。 つまり、営業ナンバーワンになりたいと年間1,000回言ったとすると、来年もまたその言葉を千回言うようになるし、健康がほしいと言っている人は、来年も再来年も 同じことを言い続けることになる。 つまり叶っていないわけです。 言ったことが叶うのではなくて、言った言葉をまた言いたくなるようにセットされるらしいというのが、小林正観氏が仰っている「宇宙の方程
この世で出会う人は、全てある時期に、最大限に自分の許容度を上げるために、存在してくれているのだとしたら.…? それは、本当に感謝すべきことなのかもしれません。 そして、周りに苦手な人、嫌いな人がいたとしても、その人を「気にならない人」にすれば良いと小林正観さんは言います。 正観さんは、「夫(妻)を変えるためには、自分が変わらなければならない」のではなく、自分が本当に変われば、「夫(妻)を変える必要がない」と言います。 そのためには、その夫(妻)の存在を全部認めてしまう
枡野俊明さん(曹洞宗の住職)の本の中に、こんな一説がありました。 🍀「いい言葉」を使うこと。 何故なら、言葉には恐ろしいほどのパワーがあるから🍀 「悪事千里を走る」という諺がありますが、悪口、陰口の伝承速度は速いものです。 陰口をたたいた分、どこかで自分もその俎上にのせられるものなのだそうです。 陰口、悪口の反対に、「愛語」という言葉があります。 これは禅の教えから来ているようです。 『正法眼蔵』の中にある道元禅師の言葉に、こんな言葉があります。 🍀「愛語は愛心
🌸「負目を感じて生きる」 これは、哲学者のヤスパースの言葉だそうです。 ひろさちや氏は、この言葉が好きだと言います。 さて、負目を感じて生きるとは、一体どういう事なのでしょうか? 例えば、あなたが大学生だったとします。 あなたが大学に合格したという事は、人知れず涙して不合格になった学生もいる訳です。 だから、あなたはその人達に対して、負目を感じる必要があり、その人の分まで勉強しなくてはいけないのです。 また、あなたが結婚しているなら、あなたの妻、(または夫)と結婚し
プラトンの弟子のアリストテレスは、「人間は笑う動物である」という言葉を残し、カントは「笑いは、緊張の緩和から来る」と言って、笑いの重要性に注目しました。 しかしながら、今の世の中を見渡してみると、笑いをまるでおまけのように扱い、小さい頃から、賢くなるようにとか、お金をちゃんと稼げるようにとか、そういうことばかりに目を向けがちです。 親も、それこそが人間の究極の目的であるかのように子どもたちを育てています。 しかし、遺伝子の科学者である村上和雄先生は、こんな風に仰っていま
小さな徳を積むことで、人生は豊かになると斎藤一人さんは言います。 では、その徳積みとは一体どういう事でしょうか? それは自分に出来ることで、目の前の人を幸せにする事だと言います。 例えば、あげてもあげても決して減らないもの…。 例えば、笑顔をいくらあげても減ることはありません。 それから、人の心を軽くするような優しい言葉も、いくらかけても決して減ることはないでしょう。 また、あなたが人一倍仕事が早い人だったとしたら、仕事を沢山抱えている人を手伝ってあげたとしても、
相手への敬意を示すには、言葉に敬意がなければいけません。 その時に大事なのは「敬語」だと、外山滋比古氏は言います。 敬語を知っていて、相手に対して適切に使えば、それが潤滑油となって人間関係もスムーズにいくようになるからです。 と、同時に大事なのが「笑顔」です。 どんなに、ていねいな言葉を使ったとしても、ぶっきらぼうで不機嫌に言われたら、気分は悪くなるものです。 相手との潤滑油とはならないでしょう。 たとえば、「お願いします」の言葉でも、言い方によっては、命令口調だ