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感謝と祈り🍀

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少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
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2024年11月の記事一覧

「感謝と祈り」第906話

アメリカのサザン.イリノイ大学の学生、100名を対象に、研究チームが抑うつの調査を行ったところ、個人的、社会的、身体的な活動に対して面白くないと答えた学生が、抑うつ的な傾向にあるということが判明したそうです。 しかし、子供は違います。 大人から見て、何が面白いんだろうというような遊びに対しても、(例えば鬼ごっこ、缶けり、かくれんぼ等)積極的に取り組み、どんな会話でも面白がります。 子供の心はそれほど柔軟で、好奇心に満ちているので、何に対しても面白いと感じる事が出来るので

「感謝と祈り」第905話

「私から年齢を奪わないでください。これは、私が年月をかけてつくった財産なのですから」…これは、渡辺和子先生がとても心に残った言葉だそうです。 こういう、すてきな言葉を残せる人になりたいと、渡辺和子先生は次のようなことをメモに書いておられます。 🍀「時間が、どうしようもなく過ぎた後に、"老い”だけが残るというような生き方はしたくない」と。 渡辺先生は、年齢は「財産」であるといいます。 "財産"とみなし、いとおしく思えるような命の過ごし方というのは、決して不幸や苦しみと無

「感謝と祈り」第904話

【福を身につける三つの道】 明治から大正、昭和にかけて活躍した文豪・幸田露伴は、数々の名作を生み出す一方で、よりよき人生をひらくための随筆も書き残しています。 それらを座右に置いてきた碩学・渡部昇一先生は、幸田露伴が説く福を招き寄せる生き方を教えて下さったので、ここで紹介致します。 🍀露伴が記した福を身につける三つの道とは、「惜福」「分福」「植福」です。 運が巡ってきて福に恵まれます。 そこでどうするか。恵まれた福を使い切らず、その福の一部を見えないところを巡ってい

「感謝と祈り」第903話

宇宙の構造は、どうやら二重構造になっていると小林正観さんは言います。 何故か執着を持って求めるほど、遠ざかるらしいんです。 つまり、営業ナンバーワンになりたいと年間1,000回言ったとすると、来年もまたその言葉を千回言うようになるし、健康がほしいと言っている人は、来年も再来年も 同じことを言い続けることになる。 つまり叶っていないわけです。 言ったことが叶うのではなくて、言った言葉をまた言いたくなるようにセットされるらしいというのが、小林正観氏が仰っている「宇宙の方程

「感謝と祈り」第902話

この世で出会う人は、全てある時期に、最大限に自分の許容度を上げるために、存在してくれているのだとしたら.…? それは、本当に感謝すべきことなのかもしれません。 そして、周りに苦手な人、嫌いな人がいたとしても、その人を「気にならない人」にすれば良いと小林正観さんは言います。 正観さんは、「夫(妻)を変えるためには、自分が変わらなければならない」のではなく、自分が本当に変われば、「夫(妻)を変える必要がない」と言います。 そのためには、その夫(妻)の存在を全部認めてしまう

「感謝と祈り」第901話

枡野俊明さん(曹洞宗の住職)の本の中に、こんな一説がありました。 🍀「いい言葉」を使うこと。 何故なら、言葉には恐ろしいほどのパワーがあるから🍀 「悪事千里を走る」という諺がありますが、悪口、陰口の伝承速度は速いものです。 陰口をたたいた分、どこかで自分もその俎上にのせられるものなのだそうです。 陰口、悪口の反対に、「愛語」という言葉があります。 これは禅の教えから来ているようです。 『正法眼蔵』の中にある道元禅師の言葉に、こんな言葉があります。 🍀「愛語は愛心

「感謝と祈り」第900話

🌸「負目を感じて生きる」 これは、哲学者のヤスパースの言葉だそうです。 ひろさちや氏は、この言葉が好きだと言います。 さて、負目を感じて生きるとは、一体どういう事なのでしょうか? 例えば、あなたが大学生だったとします。 あなたが大学に合格したという事は、人知れず涙して不合格になった学生もいる訳です。 だから、あなたはその人達に対して、負目を感じる必要があり、その人の分まで勉強しなくてはいけないのです。 また、あなたが結婚しているなら、あなたの妻、(または夫)と結婚し

「感謝と祈り」第899話

プラトンの弟子のアリストテレスは、「人間は笑う動物である」という言葉を残し、カントは「笑いは、緊張の緩和から来る」と言って、笑いの重要性に注目しました。 しかしながら、今の世の中を見渡してみると、笑いをまるでおまけのように扱い、小さい頃から、賢くなるようにとか、お金をちゃんと稼げるようにとか、そういうことばかりに目を向けがちです。 親も、それこそが人間の究極の目的であるかのように子どもたちを育てています。 しかし、遺伝子の科学者である村上和雄先生は、こんな風に仰っていま

「感謝と祈り」第898話

小さな徳を積むことで、人生は豊かになると斎藤一人さんは言います。 では、その徳積みとは一体どういう事でしょうか? それは自分に出来ることで、目の前の人を幸せにする事だと言います。 例えば、あげてもあげても決して減らないもの…。 例えば、笑顔をいくらあげても減ることはありません。 それから、人の心を軽くするような優しい言葉も、いくらかけても決して減ることはないでしょう。 また、あなたが人一倍仕事が早い人だったとしたら、仕事を沢山抱えている人を手伝ってあげたとしても、

「感謝と祈り」第897話

相手への敬意を示すには、言葉に敬意がなければいけません。 その時に大事なのは「敬語」だと、外山滋比古氏は言います。 敬語を知っていて、相手に対して適切に使えば、それが潤滑油となって人間関係もスムーズにいくようになるからです。 と、同時に大事なのが「笑顔」です。 どんなに、ていねいな言葉を使ったとしても、ぶっきらぼうで不機嫌に言われたら、気分は悪くなるものです。 相手との潤滑油とはならないでしょう。 たとえば、「お願いします」の言葉でも、言い方によっては、命令口調だ

「感謝と祈り」第896話

《人は繰り返し行うことの集大成である。 🍀つまり優秀さとは、 行為ではなく習慣である。》 ゲオルグ・ヴィルヘルム・フリードリッヒ・ヘーゲル (ドイツの哲学者・思想家・経済学者・革命家)の言葉です。 皆さんは、ジャック・ニクラウスをご存知でしょうか? このアメリカ史上最高のプロゴルファーがこんな風に言っていたそうです。 「才能ある人だけがホールインワンを達成できる」 しかし、大切なのはその後だ。 「それを練習によって、いかに習慣化するかが問題だ。 習慣化に成功した者だ

「感謝と祈り」第895話

イエローハットを一代で一流企業に育て上げ、現在は「日本を美しくする会」の相談役として、日本人の心を綺麗にする活動に尽力する鍵山秀三郎さん。 その鍵山さんが教える、自らの人生を好転させ、社会をよりよくしていく秘訣をお話して下さいました。 それは、「領収書の人生を生きる」というものです。 その反対にもっともっとと際限なく求めるのは、「請求書の人生」と言えます。 向上心や探求心は人の成長に欠かせない大切な条件ではありますが、度の過ぎた欲求は人を卑しくし、ひいては国家の尊厳を

「感謝と祈り」第894話

幕末の儒者・佐藤一斎に『言志四録』という名著があります。 四録とは、『言志録』『言志後録』『言志晩録』『言志耄録』の総称であり、『言志晩録』の一節にこんな言葉があります。 🍀「堤燈を一つ持って、暗い夜道を行く 何も心配することはない。 この堤燈の明かりを頼りにすればよい」 との意味だそうです。 この堤燈とは、一体何でしょうか? 人生を「暗い夜道」にたとえると、「堤燈」とは信念や志に当たり、これらは羅針盤になるそうです。 心の明かりであり、信念や志があるからこそ、夜道

「感謝と祈り」第893話

今日はこんな言葉が心に響きました。 🍀それは、「あるがまま」でいる…という事です。 「どうにもならないこと」に心を注がない、という事にもなります。 世の中には自分の持てる力を出し切る事を人生訓に掲げて頑張っている人もいます。 それはそれで、とても素晴らしい生き方なんだろうなと思います。 しかし、その反面、どうしても覚えていかないといけないことがあると、住職の枡野俊明さんはいいます。 それは、世の中にはどうにもならないことがあるということです。 全力で生きることは