「感謝と祈り」第538話
都会の一角で、92歳になった今でも、靴職人として、毎日街頭に座って靴を磨き続ける中村幸子さん。
怪我で正座が出来なくなった現在も、座ったまま、手で靴クリームを直接靴に塗り込み、それから磨きあげるのだそうです。
何故かというと、布で靴にクリームをつけると、布の方にクリームが染み込んでしまう為、手で直接刷り込んだ方が靴が美しくなるからだそうです。
そのせいで、中村さんの手には指紋がなくなったそうですが、手は洗えばいい.…それよりもお客さんが良くなればいい、と思ってやっている