竪穴式住居モンブランで弥生時代の集落をつくる
史跡公園などにある、縄文時代や弥生時代の復元住居。
「なんかモンブランに似てるな?」
と思ったことがある人もいるでしょう。
そんな思いを表現したく、先日5月18日に、横浜市歴史博物館でこのお菓子を作る参加型のイベントを行いました。
参加者は、小学校中学年を中心にした子どもたちとその保護者、大人の女性の方で、全員で10名でした。
参加費は約3000円と、決して安くはないにも関わらず、たくさんの方が応募してくださいました。(抽選制)
1. こだわった住居構造
プログラムは、ただ竪穴式住居にそっくりなケーキを作るだけではなくて、発掘調査から推測されている住居の構造まで理解して組み立てられるものにしました。
自分で三次元計測をした復元住居をみんなで見ながらイメージを膨らませました。
2. 縄文時代は土葺きチョコケーキ
今回こだわったのは、「弥生時代の茅葺住居と縄文時代の土葺住居の2種類を作ること」。
横浜市歴史博物館は大塚・歳勝土遺跡という弥生時代の集落跡のとなりに建てられているので今回は弥生時代の住居をメインにしました。
弥生時代の住居の屋根は茅葺という説が主流なのでモンブランにしましたが、縄文時代の住居は土葺だったのではという説が近年の説。
なので、茅葺のモンブラン住居とセットで、チョコクリームとココアの土葺住居も作ってみました!
土葺屋根の復元で有名なのは、岩手県の御所野遺跡です。これについては以前に別の記事でめちゃめちゃ細かく書いたので、時間が30分くらいある方はぜひご一読ください。
3. 集落を再現!
ケーキが完成した後は、「ケーキの集合写真」を撮影。
大塚遺跡が発掘された時の空撮写真を大きく印刷して、その上にみんなのケーキを並べました。
お菓子の弥生時代集落完成!
4. 実食!
最後はお茶会をしながらトークタイム。
2時間半にわたる長時間のプログラムにお付き合いいただきありがとうございました!