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#17 韓国ソウルで念願の古好斎(コボジェ)を初体験!伝統茶&伝統菓子を堪能してきました🇰🇷

旅先ではご当地ならではのティータイムを過ごす!

旅先でのティータイム🫖
私のこだわりポイントは「ご当地」です。

その土地ならではのお茶、お菓子に巡り合うのが旅の醍醐味。海外でティータイムを過ごす時、私はその国の内資系ホテルやカフェを選び、ご当地感を満喫するようにしています。

先月訪れた韓国ソウルでは、ご当地のお茶である韓国伝統茶を満喫する、をテーマにしてカフェ巡りをした結果、イチオシの場所を見つけたのでご報告させて下さい。

5分で生き返るティータイム始めます!


韓国の伝統茶とはどんなもの?

そもそも「茶」とは?

「茶」とはカメリアシネンシスの葉から作られたお茶(緑茶、ウーロン茶、紅茶)を指します。
しかし実際は「茶」という言葉はもう少し広義に使われており、日本では麦茶やドクダミ茶のような植物の葉などを乾燥させお湯で抽出した飲み物は総じて「茶」と呼ばれています。

韓国における「茶」は更に幅が広く、葉を用いないもの、果実や木の実を用いたものも「茶」と呼称されることが多くあります。


では、韓国の伝統茶とは?

明確な定義はありませんが、果実や木の実を砂糖で漬けたり発酵させるなど、昔ながらの製法で作られた飲み物を総称して「伝統茶」と呼びます。

例えば、なつめを使用したテチュチャ(なつめ茶・대추차)、五味子と呼ばれているチョウセンゴミシの実を使ったオミジャチャ(五味子茶・오미자차)など。
独特の味や香りが楽しめるお茶が多く、風邪予防や滋養強壮など期待される効能も多様となっております。


韓国で伝統茶文化を体験してみよう!

旅先ではご当地ティータイムを堪能したい派の私は、今回の渡韓では絶対に伝統茶&伝統菓子を堪能しようと決めておりました。
いくつか伝統茶&伝統菓子を楽しめるスポットを巡りましたが、一番良かった「コリアハウス」をご紹介させて頂きます。


コリアハウスとは?

韓国伝統料理や韓国舞踊などを楽しめる複合文化施設。
韓食堂やビュッフェレストランでの食事に加え、オリジナルの伝統工芸品などが購入できます。


所在地

ソウル市中区退渓路36通り10 
地下鉄3・4号線忠武路駅3番出口から徒歩2分程度
方向音痴な私でも地下鉄出口からすぐに辿り着けました。


敷地の入り口
進んでいくとお目当ての古好齋のポスター登場
この建物の中が目的地です!


予約方法

コリアハウスには様々な文化体験プログラムがあります。
伝統茶&伝統菓子を体験できるのは、古好斎(コボジェ)というプログラムです。

私は公式サイトから予約しました。
公式サイトの言語は韓国語、英語のみで日本語はありませんが、予約の難易度は高くありません。

手順としては下記サイトからTraditional Korean Cuisineを選択→Booking and Visitor Informationの中の Go to Kohojae Bookingを選択すると予約画面が出てきます。日時や人数を選び予約して下さい。



体験レポート

受付から茶会開始までの流れ

ロビーのような場所で受付を済ませた後は開始時間まで待機。

座って待機できます。

時間になると係の方が会場へ案内してくれます。
古好斎の行われる韶華堂は、春ののどかな景色がいっぱいの家、という意味を持つ美しい空間でした。

素敵空間に期待が高まります。


席に案内され暫くすると茶会が始まります。
さっそく伝統茶&伝統菓子が出てくるかと思いきや、なんと伝統舞踊からのスタート✨
春の時期は春鶯囀という、春の朝に柳の枝でさえずるウグイスの姿を表現した宮中舞踏を披露してもらえます。


続いて伝統茶&伝統菓子が運ばれてきて、内容を日本語で解説して下さいました。



伝統茶はヨモギ花茶

この日のお茶はヨモギ花茶。

ヨモギの花を乾燥させて作るそうです。独特の匂いはありましたがすっきりした風味のため飲みやすく、伝統菓子ともよく合いました。途中でお代わりをポットに注いでくれますのでたっぷり頂くことができます



伝統菓子はどれも上品&美味

色とりどりの美しい見た目も素晴らしいですが、お味も予想以上に美味しかった伝統菓子。全体的に上品な味わいで、すっきり風味のヨモギ花茶との相性も抜群でした。


五味子梨正果
正果とは植物の根や実を蜂蜜につけるか干して作るもので、王様に献上されていた韓国の伝統茶果のこと。
五味子梨正果(写真左)は皮をむいた梨を長めに切り、五味子で染めて干した正果です。
とても薄く、食感はねっとり。味わいは上品な甘さがあり美味。

色も綺麗でした。


キンカン正果&イチゴ正果
キンカン正果はキンカンの種を抜き砂糖と蜂蜜で煮詰めたもの。適度な苦味があり美味しいです。

イチゴの方は砂糖まぶし干して作られています。
水っぽさが無くこちらも美味。


キョル薬果
小麦粉にごま油、焼酎、蜂蜜を加えて練り、四角に切った油蜜果。
フォーク刺そうとするも硬くて刺さらなかったのですが、齧ったらなぜか柔らかくサクッと食べることができました。結構油っこいです。


花梅雀果
梅雀果は梅の木に雀が座った形をしていることから名付けられた油蜜果。
ひなあられのような甘く上品なお煎餅、という感じでした。


ビート茶食
ビートを細かく砕き煮詰め、炒めた小麦粉と一緒に練った韓果。
きなこを丸めたような食感でした。味わいは意外と癖がなく美味。



ヨモギオメギ
お茶を主材料とした済州島の特産品。

あんこの中に草餅が入っていました。草餅逆バージョン。日本人的には馴染みのある味でした。



古好斎(コボジェ)体験の感想


大満足!!!!!

この一言に尽きます。
伝統茶、伝統菓子はもちろん、空間や演出も韓国文化を体験できるプログラムとなっていました。旅先ではご当地ならではのティータイムを過ごしたい私にとっては最高の内容です。

盛りだくさんな内容でしたが、ゆっくり楽しんでも開始時刻から45分程あれば終わります。皆様が旅の予定を組む時のご参考にしてください。


#5分で生き返るティータイム
今日はこれにて終了。また逢う日まで。。。。



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