「相手が変わってくれない」と悩む人へ
こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。
約3年ほどコーチング会社に所属したくさんの様々なリーダーの皆さんにコーチングを提供させていただき、人材育成や人間関係のお悩みに特に乗らせていただいて参りました。
組織単位でコーチングを依頼いただくこともあったので、メンバーのコーチングを実際させて頂くこともあるのですが、多くのリーダーやメンバーの方のお話しでよく伺うのは、
「相手が変わってくれたらいいのに」
という言葉です。
ぶっちゃけわたしも、昔思ったことたくさんあるのですよね。
自分が育成する立場になったときは、
「なんで行動してくれないんだろう」
「思った通りに動いてくれないんだろう」
みたいなことを考えていて、もやもやすることが多かったなと感じています。
どうせ、人なんて変わらないでしょと諦めたような状況に対して、いろんな場面に立ち会ってきました。
しかし、わたしが言えるのは「人は確実に変わる」のです。
正確に言えば、本来の持っている特性や性質が出せるようになって、「変わったように見える」みたいな感じなのかなと思ったりします。
人の変わるときはコントロールできないし、思った通りには変化を起こすことは確かに難しい、時間もかかったりします。
それは人それぞれの速度がありますし、状況によっても変化をします。
今日のnoteは、
✓育成している人
✓対人支援職
✓上記の中でも、変わらない人に向き合うことの難しさを感じている人
に向けて
✓変わらない人と向き合っていくうえで必要なマインドセット
✓必要なアクション
がわかるように書いていきたいと思っています。
何を変えていけばいい？？
まず、このnoteを読んでいるあなたへ質問です。
「相手が変わっていくために、あなたは何を変えていきますか？」
え？いや？
どういうこと？となるかもしれません。
変わってほしいのは、相手であって「わたしじゃない」と思われるかもしれません。
そうですよね。
今、この文章を読んで少なからず「抵抗」を感じたのではないでしょうか。
抵抗は本当に当たり前の反応で、ほとんどの人が感じるものだと思います。
「なんか嫌だ」「なんで自分が変わらないといけないのだ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。。
それくらい、人というのは他者から「変われ」と言われると抵抗がめばえますし、
そもそも見ず知らずの赤の他人や信頼関係を置いていない人から言われることというのは超嫌なことなのですよね。
もしかしたら、
「自分が否定されたような気がする」というような感情も芽生えたかもしれません。
周りに変わってほしいと願われることは、「今の自分を否定されてしまう」ような感情を持ってしまって抵抗してしまうことも起きてくるのかもしれません。
なぜ、人は他者から変わってほしいと願われたときに、変われないし、変えられないときというのは
「これまでの自分を否定された気持ちになるから」
なのかもしれません。
北風と太陽みたいな話
この構造ってよくたとえられるのは、北風と太陽のお話です。
ある時、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、通りすがりの旅人の外套を脱がせることができるかという勝負をすることになった。
まず、北風が力いっぱい吹いて、旅人の外套を吹き飛ばそうとする。しかし、寒さを嫌った旅人が外套をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。
その次に、太陽が燦燦と暖かな日差しを照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から外套を脱いでしまった。こうして太陽の勝ちとなった。
人を変えようとするときに、北風のように強引に変わってほしいと願ってアプローチすることも必要な時はあるかもしれないけれど、
太陽のように温め続けると、自分で自ら「変わりたい」と願って行動する可能性があるということです。
ただこれが全て正しいというわけではありません。
実は北風と太陽には、北風が勝つパターンが存在するのです。
この話の前段として、旅人の帽子を脱がせるというしょうぶがあるのですが、これには北風が勝つのです。
ということは、結局は、他者に影響を与えるというのは、状況や相手に応じて自分自身が変わる必要があるということなのかもしれないと私は思ったりします。
人に変わってほしいと思い願うのであればぼんやり眺めて同じアプローチを続けても変化は起きません。
相手の状況を見極めて、相手が行動変容できるために、今必要な関りは何かを考えることが何よりも必要なのかなと感じています。
他に変わってほしいと願うときに必要なこと
相手に変わってほしいと思っているときに必要なのは、大前提は「相手はコントロールできない」ということです。
北風も、太陽も試行錯誤した結果いろんなかかわりを試して行動を変えたり、相手に与えたい影響を出そうとトライしたんだと思います。
きっと思うようにいかないこともあると思います。
かならず自分が思ったタイミングで、思ったような行動が起きませんし変化は起きません。
なぜならば、自分のことを相手にしているわけではなく、他者なのだから。
いつ動いてくれるか、何をするかは本人の意思に従って動くのですから予測なんて尽きません。
ただ、一方で自分のことをうまく理解していないと他者に思うように影響は与えられません。
北風は強い風を吹かせて、早く成果を出すことにたけている、太陽はじっくり待ちながら、相手に自ら行動を促すことにたけている特性をそれぞれ持っていました。
自分の特性を理解し、相手に与えられる影響と、そうではないものと理解して使い分けること、一人でできないことは他者の支援をも求めることだって必要なんだろうなと感じます。
個人的には自分の特性を理解し、必要に応じて使い分けられるようになることが必要なのかなと感じます。
だからこそ、他者が変わってくれないともやもやしているのであれば、自分を理解することから始めましょう。
他者との関係性を何とかしようと、相手をコントロールしようとしてもうまくいきません。
だって他者のことなんて本気でコントロールできるはずないのだから。 まずは、他者を何とかしようとしている自分からコントロールすることからはじましょう。
誰かに大きなインパクトを与えられる人は、自分自身に大きな変化を起こしたことがある人だなと感じます。
今は自分にないと思っていたとしても振り返ってそれを自覚できるとめちゃくちゃ大きな力になっていきます。
他者を変えたいのであれば、まずは自分から。自分の変化の波を相手に起こしてきましょう。
どこかで諦めているかもしれない。
もうしんどいなと思っているかもしれない。
自分なんかだめだ、能力がない、しょせん他人だ、繋がりを持てない
と諦めているかもしれない。
もし、そう思っているのであれば、まずは自分とのつながりから思い出しましょう。
きっと何とかしようと行動してうまくいかなくて、それでもなんとかしたいと思っているあなたであれば変えられます。
他者のことも自分のこともどこかで諦められない、そんな思いを持っているあなたであればきっと変えることができます。
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これまで、あなたが一人で頑張って成長してきたことを、一人で考えさせずにともに進ませてほしい。
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コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。
200名以上のリーダーに伴走してきました。
今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています。