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ちびまる子ちゃんの前田さんはわたしだと思っていた時の話をしたい。
自分のことが嫌いです。
とクライアントさんから、言われることがある。
そんなクライアントに共通しているのは、
ちょっと諦めたような感じで、残念そうな表情をして話していることだ。
向き合っているときに、クライアントさんが、本当に心からの本音で言ってくれているのがわかる。
でも、いつもクライアントさんから感じるのは、
「もうこれ以上自分を嫌いになりたくない、いい加減に自分を好きになりたい」
という思いが溢れそうになっていること。
こういう時に感じるのは、
何か自分の中に抱えきれない「嫌いな自分」を諦めきれずに、もう一度信じたくて、なんとか自分を変えたいと思っているひとなのだなという印象を抱く。
伴走し終わった数か月後には、「こんなことができるようになった」「別人みたいです」と報告なんてしてくれたりする。
結果として、それがセッションリピートにつながっていたりするのだけれど、こういう報告を受けると、「やっていてよかったなぁ」と心から思える。
これを読んでいる皆さんは、
何度も繰り返し「自分を嫌いだ」と思う瞬間はありますか?
諦めたくなくて、自分を変えたいのだけど、でも、どうしたらいいかわからないなんてことはありますか?
今日の記事は、この言葉にちょっとドキッとした人に読んで欲しい。
わたしは笹山さんになりたかった
嫌いだった部分は、多くあるのだけれど。
一番に気になっていたのは、
普通になれないわたしだった。
特に、わたしは、「人づきあい」という点で、かなりのコンプレックスがある人間だったりする。
今でこそ、周りの人には、そうは見えないと言われるようにもなったけれど、波風立たずに、周りとしっかりと調和を持ちながら生きるのはのわたしの中で非常に難易度が高かった。
わたしはちびまるこちゃんでいうなら、笹山さんみたいな人になりたかった。
笹山さんは、成績も優秀だし、穏やかで女の子らしく、信頼感もあるキャラクターだった。
大きな目立ち方はしていないのに、安定的に周りに慕われている人が羨ましくて仕方なかった。天然だったり、ありのままで過ごしているのに、人気な人がとっても羨ましかった。
実際は、前田さんみたいなキャラクターに近かったのかもしれない。
前田さんは、「掃除してください!!」のセリフで有名なキャラクターだ。非常に高圧的で口うるさいためクラスメイトからは快く思われていなくて、周りには煙たがられている傾向がある女子だった。
昔の前田さんほど、直球的ではなかったものの、基本的には正義感が強かったし、仕切りたがりな部分もあった。
自分が良くないと思ったことは、全然素直に受け取れなかったし、自己主張の激しいちょっとめんどくさい女の子だったのだろう。
わたしは、わたしの中にいる前田さんの部分が好きじゃなかったのだと思う。
わたしのなかの、前田さんの部分は、周りに合わせて生きる方法をあまり理解していなかったし、すごく不器用だった。
だから、友達を作るの下手くそだったし、継続させるのも苦手だった。
大人になり、人の心について学び始めたことによって、自分が気をつけるべきことを理解して、関係性を築き上げることに対する苦手意識は減ってきた。
少しずつ人当たりはよくなってきたし、ちょっとずつ笹山さんみたいになろうと努力してきた。
その一方で、深く関係性を築いていくことで、わたしの中の前田さんの部分がちらちら顔を出してしまうことがあった。
わたしは、それがとてつもなく怖くて、どうしようもなく嫌だった。
だって、前田さんは、笹山さんみたいになれない、嫌われ者の女の子なんだもの。
根本的にはわたしの中の前田さんは完全には消えていない。
前田さんはわたしの中に存在してはいけない。そんな感覚に陥っていた。
わたしの中に確かに存在するはずの、前田さんの部分はできる限り出さないように出さないように努力をしてきたし、存在自体を否定し続けてきた。
前田さんを、否定し続けていた時期
嫌われ者の女の子である前田さんを抑え続けて、笹山さんになろうとしていたとき、優しさはあるし、人との摩擦は減ったけれど、中々本音を言えない人間になっていった。
当時のパートナーに嫌われるのが怖くて本音を言うのが怖かった。
相手に合わせて、自分の考えを変えることが多かった。
家族以外には、本音を伝えるのが怖い人になってしまった。
わたしが、そもそも笹山さんになりたかったのは、大事な人を一方的に傷つけない人になりたかったからだ。
緩やかに穏やかに愛される人でありたかったからだ。
でも、わたしの中に存在する前田さんを抑えつければ押さえつけるほど、なんだかうまく行っている気がしなかった。
心の底で叫んでいたのは、「ありのままのわたしでは愛されない」ということだった。
これを読んでいる人にも、「ありのままでは愛されない」と抑圧しているひとがいるかもしれない、そんな自分を嫌いになっているかもしれない。
確実にいる、わたしの中の前田さんを否定することは、わたし自身を否定することにも近かったのかもしれない。確実に、わたしにとって強い痛みになっていた。
本気で、向き合ったときのありがとうをもらえたとき
少しずつ、その痛みが癒やされ始めたのは、前職でコーチングに出会い本音で対話して支援することを経験を、積み重ねはじめたことが大きかったように思う。
具体的には、未経験のエンジニア職に飛び込みたいという人たちのプログラミングを学びに来ている人たちのモチベーションのサポートをし始めたのだった。
未経験で、プログラミングを学び職にするのは、かなりハードルが高いことだったし、多くの人たちは本業と同時に何かを頑張る人たちだった。
当たり前だけれど、仕事をしながら何か新しいことをするというのはとてもつらく大変なことだ。
それでも、彼らは叶えたい未来のために今辛いこともあきらめずに「なんとかしたい」「変わりたい」という思いを持っていた。
実感したのは、本気で人生を変えたいと思っている人たちに、わたしが本気で向き合うときに、嫌われるのが怖くて当たり障りのないことを言っても、失礼なのだということ。
本気の人には本気で向き合わなくては行けない。
笹山さんの一面を出していたときは嫌われるのが怖くて、相手に思っていることが言えなかった。
でも、通ってくれているクライアントが本気で来てくれていることを理解した時に、わたしは、少しだけ前田さんの存在を許可することができるようになった。
本気の相手には、相手にとって厳しいかもしれないと思えることを伝えることも伝えたし、ぶつかり合うときは前田さんの勇気がわたしには必要だった。
まだ、わたしに未熟な部分も多かったのも間違いないから反省すべきこともあった。
ただやみくもにぶつかるのではなく、ちゃんと話を聴きながら認め、そのうえで心からの本気の自分で向き合っていくことが必要だった。
ただ、本気で向き合えば、向き合っていくほど、相手がちゃんと向き合ってくれる。それくらい、変わりたいという思いが、「みんな本気だった」ということだった。
いろんな試行錯誤を得ながらも、クライアントにめちゃくちゃ感謝されることが増えた。
「出会えてよかった」
そんな言葉をもらったときは、こんなことがわたしに起きていいのかと少し怯えたけれど。
そんなことを感じるくらい前田さんは、わたしに幸せをもたらしてくれるようになった。
本気の思いを伝えたときに返ってくる愛を知れたこと
クライアントと本気で向き合い、心から本音を対話し合う経験が自信の土台となり、プライベートでも大切な人へ愛を伝え返ってくる経験がめちゃくちゃ増えてきたと実感している。
昔は前田さんみたいに、思い通りにことが運ばなくなったら「なんで私の気持ちがわかってくれないの!?」と押しつけしかないエゴを伝えることが多かったけど
「いまわたしが大切にしているあなただからこそ、本気で伝えたいし、向き合いたい」
「本気で私と向き合いたいと思ってくれているあなただからこそ、伝えたいし、貴方の話をもっと聞きたい」
という思いも載せて、愛を伝えられるようになった。
ちゃんと、相手が受け取ってくれることもあるのだということを感じられるようにもなった。
前田さんはエゴの象徴だった
わがままで、相手のことを配慮しない前田さんのエゴを強調した、自己主張の強いあり方は、「人を遠ざけること」をわたしに教えてくれる。
一方で、本当は心から願っていることを思い出させてくれる指標でもあると感じる。
大人になったわたしが、自然と言えなくなってしまったわがままを突き通してくれているような感じがする。
ただ、エゴはそのままぶつけると、攻撃になるけれど、自分や相手に対する思いやりを載せることで愛に変わるのだということを、感じられるようになった。
笹山さんに憧れた、わがままな前田さんは愛を伝えられる大人になったのかもしれない。
今確実にいいたいのは「私の中の、前田さん、大嫌いだけど、大好きだよ」
自分のことを嫌いと叫ぶあなたへ
あなたの中に、前田さんはいますか?
前田さんじゃないけれど、もしかしたらあなたの中に「あなたが嫌いな自分」がいるかもしれません。
あなたが嫌っているあなたは、決して悪いものだけではないことだけは覚えておいて欲しい。
あなたの人生を苦しめたこともあったかも知れないけれど、あなたの人生を応援してくれている人でもある。
もちろん、すぐにそんなふうに思えなくて大丈夫だよ。
わたしにも時間はかかったし、コーチの支えが合ったから向き合えた。
一人で向き合わなくて良い。
好きにならなくても大丈夫。
嫌いな自分がいるんだなということから認めていくだけでも、まずあなたは一歩進んでいるんだよ。
「嫌いな自分を、好きになること」、「好きにならずとも認めて」活力に変えて、大きな挑戦をしたと思っているあなたへ。
もう一人で自分を責めて苦しまないで。
一緒に悩もう。
順調に人生が進んだわけじゃないわたしだけど、そんなわたしだからこそ本気であなたに愛をもって向き合うと誓うよ。
わたしはあなたの、本気のコーチになる。
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