対人支援の境界線:過度な依存を防ぎ、自立を促す関わり方
こんにちは、ゆみです!
フリーランスコーチをやっています。
コーチとしてのキャリアの中だけではなく、大学のころに不登校支援の中での対人支援の中で関りの中でたくさん難しいなと思ったことがありました。
その中のうちの一つが「過度な支援を求める傾向のある人との関り方」だなと感じます。
具体的に言うと、サービス提供範囲内を超えたサポートを求めてくる、拒否すると攻撃的になってくる等があげられます。
対人支援の仕事をしている人だけではないですが、管理職の方もこういった方への関りは難しいと思われたことあるかもしれません。
基本的なスタンスとしては、「求められても、適切なサポートラインを超えないスタンスを保つこと」です。
そもそも、対人支援としてできる範囲を超えている可能性だって無きにしも非ずなので、契約をそもそもしないようにする、適切にクライアントをサポートしてくれる専門機関を紹介するなどが必要になってくる場合だってあります。
過剰なサポートが起こすこと
気を付けないといけないのは、サポートする側が、過剰なサポートを求められることを拒否できないこと、受け入れてしまうこと、言葉を選ばずに言うなら最悪なパターンは、求められることをどこかで喜んでしまうことなのかもしれないなと思います。
求められることを喜ぶのは完全に間違っているということではありません。
この仕事をしている人のそもそもの喜びの根源となるものでもありますよね。
わたしも、実際コーチを始めたときや駆け出しで対人支援をし始めたときはいつだってその思いがありましたし、しかし今もないとは言えないです。
ただ、相手に求められることが嬉しくて、もしくは拒否したときに反応が怖くて、ひたすら過剰な要求に対して受け入れ続けることはしてはいけないなと思います。
自分自身が疲弊するからという理由だからではないのです。
なによりも、クライアントが、自走することを阻害してしまい、支援者がいないと生きていけない状況を作り出してしまう可能性だって少なくないのです。
いつしか、クライアントやサポート対象が「自分で何がを成し遂げられるようになること」がゴールだったところから、「自分がクライアントから求められること」がゴールにすり替わっていくのですよね。
支援職の人が気を付けないといけないのは、
「あなたのおかげでここまでやれました」という、ある種中毒性のあるような言葉が欲しくなってしまって、相手が求めてくるままに過剰なサポートをしてしまうことです。
実際依存心なく、言葉として出せるクライアントもいます。
クライアントが「周りのサポートもあった、そして自分自身の力を思い出すことができた」と自覚することができている時です。
周りのサポートや第三者の支援があったから前に進むことができたと思えていること、一方で「自分自身もここまで進むまでに乗り越えることができた」という自分への信頼感が増している時なのではないかなと感じます。
わたし自身、大学のころに対人支援を志したけれど、諦めたときに、「過剰なサポートを求められたときに拒否ができない」という、自分の自信のなさ、相手が自分を求めてくれることへの喜びにわたし自身が満たされるような感情を持ってしまい、依存してしまっていたからでした。
当時は臨床心理士の先生に、それを指摘されてしまったことがありました。
自分の自信のなさを埋めるためのコーチングやカウンセリングなんてものは、今考えると本当に不健全です。
最初から完璧である必要なんてないんですよね。
コーチやカウンセラーをしている人、管理職の中でも慕われやすい人たちは、かなり優しい人もいらっしゃいます。
そういう方に限って、求められたら、求められただけやりたくなってしまう傾向が強い人達でもあります。
駆け出しのころは、特に陥りやすいのかもしれません。
対人支援者の役割とは
自分とクライアントを本当の意味で守っていくためには、自分のことは自分で守る、自分の足で立つことをクライアントやサポート対象に意識をしてもらうための関りが必要です。
自分がクライアントや相手を助けられるわけじゃないという自覚が必要だなと感じます。
クライアントやサポートの対象の方を本当の意味で助けられるのは、その人自身でしかありません。
自分の足で立って、歩いて、人生を歩んでいくためには、コーチやサポートする人は、その人の足になってあげることが仕事ではありません。
その人たちが、自分たちには立ち上がって歩ける足があることを思い出せてあげることだと思うのです。
いや、本当にこれ。
厳しいけれど、優しい。
その人が自分の足で、立って歩くこと。
そのための力になり続けること。
時には厳しいことも伝え、時には優しく励まし、足がある、弱い脚なら鍛え方を教える。
きっとそれだけが私たちができることなのだと自覚することなんだと私は思います。
そのためにできることは
まずは、自分がクライアントに対してできること、やれないことを明確にしておくことだなと感じます。
クライアントに保証できること、できないことはしっかり線引きして伝えておく必要があります。
自分ができないことを要請されたとき、本来クライアントが自分で動く必要があることを要請された場合は、一緒に考えることはできても、手を出すことができないこともあることを伝えておくことです。
ただ、自分が保証できる範囲のサポートは全力で行うこと、難しい場合は適切にサポートできる場所への紹介することも必要かもしれません。
プロとして、全部をやり切ることが大切です。プロとして全力をやりきるためにも、クライアントが自分がやることと、サポートする側としてやれることやれないことの線引きをしていきましょう。
見極めは難しいと感じるかもしれません。
わたし自身も最初はここにとても迷いました。
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