月に一度ほっとできる場所―アロマ認知症カフェ
月に一度、認知症カフェのスタッフとしてボランティアをしています。
認知症カフェは、認知症当事者やその家族や友人、認知症について詳しく知りたい人などが集まって、お茶を飲みながら気軽にお話しができる場所です。
このカフェでは月に一度、地域の公民館の一室を借りて開催されており、アロマハンドケアや足湯を受けて頂いたり、アロマクラフトを作成します。
ハンドケアでは、参加者の方と一対一になり、お話しをしながら施術をしていきます。
アロマオイルをつけて、指先から肘までゆっくりと丁寧になでていきます。
アロマの作用とタッチングで血行が良くなり、冷たかった腕が次第にポカポカしていきます。
施術を通じてご自身のことやご家族のことをお聞きしていると、本当に苦労をされている方が多いなぁ、と感じます。
日頃の疲れや様々な不安な気持ちが少しでも和らいでくれればなあ、とこちらも優しい気持ちになれます。
参加者の方の癒しになればと思って始めたボランティアですが、こちらも癒されていることに気づきました。
認知症が次第に進んできている参加者様もおられますが、近所の奥様方がいつも心配されて一緒に散歩したり、このカフェに誘ってくれて外出の機会を増やして孤独を感じないようにされていることを伺い、心が温かくなりました。
皆さんが「このカフェを毎月楽しみにしているのよ〜」、と笑顔で言って下さるのもとても嬉しいです。
月に一度集まってほっとできる場所
その温かい空間をこれからも作っていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!