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音楽で未来に希望を〜映画『ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦』の感想〜

先日、友人と私のお気に入りの映画館に見に行きました。

老舗百貨店の上層階にある小さな映画館です。

シネマコンプレックスに追いやられて2008年に一度は閉館してしまったのですが、2年後に映画好きの経営者や仲間達がまた立ち上げて下さいました。
シックでとても落ち着いた雰囲気です。
座席もソファーのようにゆったりとリラックスして鑑賞できます。

前置きはさておき、映画の感想です。

予告編よろしければ覗いてみてください!

ベネズエラの若き指揮者の栄光と苦悩そして挑戦に密着したドキュメンタリー映画です。

ドキュメンタリー映画は映画館で見ることは少ないのですが、この映画はとても感動しました!

オーケストラのリハーサル風景は、躍動感に溢れ、演奏家一人一人の描写も細やかで、思わず引き込まれました。

ドゥダメルがタクトを振る姿はとても情熱的で、かつ人情味あふれた優しさを持ち合わせていると感じました。

私が最も素晴らしいと感じたのは、貧しい子どもたちに音楽を教える「エル・システマ」という教育プログラムが構築されていることです。

ドゥダメル自身もこの「エル・システマ」を受けて、貧困の幼少時代から世界的に有名な指揮者へと変貌を遂げたのです。
貧困家庭で育ったとしても、音楽を通じて尊厳を持って希望を持って生きてほしいという子どもたちへの愛情を強く感じました。

音楽が出来ることの喜び、感謝の気持ち、そして演奏家たちへの厚い信頼が滲み出ているなあ、と思いました。

とてもテンポ良く、クラシックが苦手な方でも知っているベートーヴェンやチャイコフスキーなどメジャーな曲が演奏されています。

日本でも未来に希望が持てないという若者が増えています。子どもたちにもまた親世代の方にも、ぜひこの感動を映画館で味わってほしいです。
(地域によっては上映終了の所も多いようです…。)

最後までお読み頂き、ありがとうございました!






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