セラピーのこと 2018年と2019年
漢方の薬局を営む杉本格郎さんの「こころ漢方」刊行記念トークショー @ Vacantに行ってきた。
対談のお相手は、精神科医で文筆家でもある星野概念さん。星野概念さんとは、一度、ブックディレクターの幅允孝さんの紹介で、深い時間までお酒をご一緒したことがあるし、漢方とこころの関係にも興味津々だったのだ。漢方のメカニズムや新薬との違い、お二人がどういう気持で患者さんと対峙しているかなどがよくわかる内容だった。
自分はセラピーも漢方も利用している。漢方では体質改善がうまくいって末端冷え性が治ったし、セラピーには5年以上通っている。共通点は、試してみたいと思ったときに、入り口が見つけづらいということである。これだけ情報がある時代に、というべきか、これだけ情報があるから、というべきか。
質疑応答で、二人に「入り口探し」についてのアドバイスを仰いだのだが、やっぱりその答えは(要約すると)、訪問に行ったり、電話をかけてみたりの繰り返しを通じて、自分の感覚で信用できる人を見つけるしかない、ということなのであった。まあそうだよね、マッサージも、ヨガの先生も、セラピストも、病院も、結局そうなのである。
そういえば、私はこの5年間、同じセラピストに通っている。最初、セラピストを探し始めたときは、「私、ちょっと精神的にヤバいのかな」と心配になる程度だったのだが、探しているうちに「マジでSOS」と追い込まれたところで、今のセラピストに出会った。
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