#【第22回】自由律俳句&エッセイ:スオミの話をしよう鑑賞記
今日は、先週広島市の[八丁座]でみた[スオミの話をしよう]について語りたいと思います。
広島でふらりと行ける娯楽といえば映画くらい。広島はスポーツは充実してる(プロスポーツが4つもある)が文化面が手薄。
以下、八丁座はこんな感じになってます。福屋デパートの中にある老舗の映画館ですが、椅子などリがリニューアルして1人分のスペースが広い
😀では[スオミの話をしよう]鑑賞記と参りましょう。ストーリーは単純でスオミに振り回される5人の元夫たちを描くミステリーコメディーです。
😚以下、私が鑑賞してて、気になったヶ所を順番に上げたいと思います。
🎞️🎥🎬5番目の夫、板東彌十郎演ずる、[寒川しずお]の職業は詩人。豪邸に住んで若い女スオミを妻に持つ……という設定が最初疑問だった。
詩人というと私は難解な現代詩を想像してて、こういう職業は霞を食べて生きていると言われてる最たるものじゃないのかと訝しく見てたら、あ!そうか!そちらね!と謎が溶けた。
このひと、大衆に受ける詩人だったのだ。書と詩を組み合わせて[今日が一番若い]とか[明日はきっといいことがある]的な口当たりのいいことを言う人。本の出版やカレンダーを出したりしてそれが飛ぶように売れる。誰とはいいませんが相田みつおのパロディーではないかと思った。
🎬🎥🎞️小林隆演ずる、3番目の夫[宇賀神守]。何故か目張りを入れている。奥さんのことを受け入れすぎる楽天的な性格。悪く言えば脳天気すぎる。
🎞️🎥🎬4番目の夫、西島秀俊演ずる[草野圭吾]。2枚目で物わかり良さそうだけど、その実、スオミの事がわかってない。
🎬🎥🎞️2番手の夫、松坂桃李演ずる[十勝左衛門]。怪しいyoutubuer。自信家で見栄っ張りな性格。羽振りが良さそうだが真偽の程は不明。髪をグリーンに染めている。自分が年を重ねたせいか最近は若い男の子を見ても微笑ましくなった。昔は男性は年上でないととか思ってたけど、私の年だとあまり年上すぎると介護することになるものね。
🎞️🎥🎬最初の夫、遠藤憲一演ずる[魚山大吉]。庭師をしているが、スオミの元担任教師でもある。とにかく情に厚い。スオミのことを情熱的に一番取り戻そうとしていた。
実に個性的な元夫たち。キャラクターが立っているので最後まで飽きませんでした。
肝心のスオミはというと天衣無縫、自由闊達、感情表現豊かです。セーラー服、チャイナドレス、コンサバファッション、華やかなドレス姿などの衣装も見所のひとつ。子供っぽいしぐさや妖艶なところもあり魅力的です。
インテリアやロケーションもゴージャスで満足。ただ三谷作品にしては笑いどころが少なかったように思う。三谷は恋愛モノはあまり得意じゃないのか、[笑いの大学]のような男同士のセリフの応酬、丁々発止のやり取りのほうが笑えたな〜。ま、全体的には満足でした。
🙂では、本日の自由律俳句と参りましょう。本日のテーマは[映画]です。
📽️スクリーンの向こうには夢じゃなくて巨大スピーカーがある
📽️ポップコーンをかじる音とともに観る
📽️予告編に出てくるロボットダンスをシラけた目で観ている
以上です。では次回