休職日記 11

さて、今回は、前回の予告通り、3月中にどんなことをして過ごしていたか、ということをメインで書いていきたいと思います。

結局4月末まで休職です

3月の中旬くらいに通院した際、4月以降のことについて主治医と話しましたが、結局4月末まで休職が延長となりました。

以前、「休職日記 9」において、「場合によっては、支援者とも相談のうえで、主治医に復職を早める相談をすることになるかも」ということを書きましたが、結局早める相談はできずに終わりました。
このあたりの理由とかは、最終回にまとめて書きたいと思っています。

私の場合の休職中の過ごし方 3月

基本的に、やってることは2月と変わりません。
職業評価自体は、2月中にやることはやり終えて、3月半ばに結果を聞きに行ったという感じなので、それ以外は、読書、手芸、散歩、家事、通院その他、みたいな感じで日々を過ごしていました。

そうそう、2月の下旬くらいから、適応障害に関する本を立て続けに3冊読みました。
読んだのはこちら↓

上記3冊のうち、1つは、会社向けの本であり、後の2冊は本人向けです。

これらを読もうと思ったきっかけですが、

適応障害と診断されて通院していても、治療らしい治療ってなんもしてない気がするなぁ

って思ったから、なんですね。

それで、「普通は(精神科での治療は)どういうことをやるのだろう」と思ったのです。

そのことについては、「もしかして、適応障害?」の本がまず参考になりました。


この本では、自宅安静の過ごし方として
「ダラダラ期」「活動期」「復職期」の3つのステップがあると説明していました。そしてそれぞれの期間、どのように過ごせばよいかというアドバイスが書かれています。
それ以外にも、この本では、適応障害にかかりやすいタイプについての説明だったり、セルフコントロールの部分について、説明されていました。

そして「医者とうまくつきあうには」という章で、医者がどのように適応障害を診断し、治療するのかということも書かれていましたが、
「薬は補助的で、まず自宅安静、そしてセルフコントロールが重要」
とありました。

そういう意味では、今の主治医のやり方としては「薬は処方せず、自宅安静のために診断書を書く」なので間違ってはいませんが、セルフコントロールについてのアドバイス的なのは特になんもないなぁみたいな感じでしたね。

加えて、本では「カウンセラーや職場の医療スタッフとの連携」が必要というようなことが書かれていますが、その辺の連携が、正直、ない(笑)
私は実は職場の産業医とも1度も面談していません。
医師からも特に勧めがないし、職場の上司からも産業医との面談の指示はありませんでした。
また、今の通院先は、カウンセラーがいるのですが、主治医からは特に勧めもありません(笑)
これには理由があり、実は今の通院先に転院してきた当初はカウンセリングを受けていたのですが、そのカウンセラーと、まぁ話が合わなかったんですよ(笑)
それ以外にも「!?」と思うことがいろいろあり、今の通院先ではカウンセリングを受けていないという感じです。

さてこの本についてはこれくらいにしておいて。

2冊目、「もし、部下が適応障害になったら」という会社向けの本についても書いてみます。著者は1冊目と同じです。内容も似てはいますが、こちらは上司、会社がどのように対応すればよいかという話がメインです。
職場で起こる様々な問題事例を挙げて、その対処法について説明している章があります。
また、企業のメンタルヘルスケアについても書いてあり、本人によるセルフケアだけではなく、職場環境の改善や部下からの相談対応、職場復帰の支援といった「ラインによるケア」についても書いています。
「職場としてはこのように対応するのが望ましい」という感じの内容です。

さて、3冊目「ストレスと適応障害」ですが。
これがまた私にとっては良書でした。
著者は「はじめに」で、
適応障害こそ「心の風邪」
と書いています。私はこの言葉で「あぁ!」とすごく納得しました。
(うつが心の風邪、ってなんか、「うつ」を軽く言いすぎているような気がしてて、ずっと違和感があったので)

そして、この本の特徴としては、適応を妨げる要因となる
愛着の問題、パーソナリティスタイル、そして発達の特性
についても書いているというところです。
また、自分の「適応力」をはかるためのチェックもついています。

なんだかうまく言えないのですが、私はこれらの3冊を読んだ後、結局
「適応障害というのは、本人の特性と、周囲の環境とのミスマッチだな」
と思ったわけです。

そしてそれをどう調整していくか、って考えると、やはり、本人の側を治療して環境に合わせるようにするだけでなく、周囲の環境を、本人に合わせてどう調整していくのかというところが、ポイントになるように思いました。
だからと言って本人が何も変わらなくていい、ということではないんですけど。

大事なのは、お互いに歩み寄って、よい落としどころを見つける

ということなんだと改めて思ったんですよね。

だからなんか、「適応できないのは自分に問題があるから」って、自分のことばかりを責めている人がいたら、そうじゃない、ってことは、伝えたいなと思いまして、それで長々書いてみました。

これらの本については、いまもまた繰り返し読み直している最中でして。
もう少し、いろいろ考えがまとめられるようになったら、1記事にまとめたいと思っています。

次回予告

このままいくと、最終回は5月にアップすることになると思いますが、その前にまだ1~2記事はさむかもしれませんし、はさまないかもしれません。
いままた適応障害についての本を読み返しながら、いろいろと考えをまとめているので、それがまとまったら最終回の前にアップしたいなとは思っています。




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