SNS初心者が実感。「noteは書きやすい」理由
noteを書き始めて、約2週間。
心境の変化に驚いている。何故なら、最初は匿名で疑心暗鬼だったのに、いまや名前と似顔絵を出し、夢まで語っている。
なに、この変化。
その理由を考えてみようと思う。
とても長くなったのですが、「なぜnoteは書きやすいか」から、「どうしてSNS初心者がnoteで成長できたのか」を考察し、私見で「noteとは何か」に辿り着いた記事です。
◆アメブロと比較、noteが書きやすい理由。◆SNS発信のステップアップも、マズローの欲求5段階説だった。
◆まとめ
アメブロと比較、noteが書きやすい理由。
noteは、本当に書きやすい。noteを始める前、アメブロで1ヶ月ちょっと書いていた。でも、アメブロよりnoteの方が書きやすい。
何故か?
一つ目、「つぶやき」の延長としての「note」だからだ。アメブロは、ざっと見、仕事の窓口・集客で利用するブロガーが多い。一方、noteは思想や思考を書いている人が多い(多分)。私感は、アメブロは「商業面」が強く、noteはそれぞれ個人が「お喋り」している。だから、noteを見たとき「ちょっと交ぜて。私も喋りたい。」と思った。
二つ目、カテゴリー化とランキングがない。アメブロはランキングがあり、登録時点でブログカテゴリー「ヨーロッパからお届け」ジャンルに参加した。3週間後、ストレスで蕁麻疹が出た。もちろん、アメブロのせいじゃない。コロナによるロックダウンが緩和され仕事が再開し、ブログとの両立で身体が疲れたのだ。でも、ブログの「書く楽しさと読んでもらえる喜び」と同時に、ランキングのプレッシャーパンチがあったのは間違いない。初心者なのに「もっと評価されたい。」と追い詰めていた。
アメブロは書かなければ、ランキングが下がる。しかも「ヨーロッパからお届け」ジャンルだから、書く範囲が狭まる。ヨーロッパ以外の内容も書けるが、そうするとランキングに影響する。途中でランキングを抜けられるが、抜ける前に「この公式ジャンル設定を削除しますか?ランキング情報はリセットされます。」と表示されると、ランキング圏外から200位以内に入った時もあり、頑張ってきた分抜けられなかった。結局、無難な旅ブログを書き、旅行会社からうちのサイトで書きませんか?とお誘いメールももらった。気付けば、「ブログ なぜ書くのか」と検索していた。
noteはアクセス数もスキ数も積み上げ式だ。たぶんnoteは書かなくても「下がる」ことはない。「今日のアクセス数」や「今日のスキ数」もないので、毎日一喜一憂しなくていい。カテゴリー化がなく、思うままに「つぶやき」が出来る。ただただ、ありがたい仕組みだ。
SNS発信のステップアップも、マズローの欲求5段階説だった。
マズローの欲求5段階説をご存知だろうか?
「マズローの欲求5段階説」とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。(図・文引用:https://ferret-plus.com/5369)
ここで強調したい点は、「一つ下の欲求が満たされると、次の欲求を満たそうとする」だ。何故なら、私のSNS発信の成長過程が、まさに「マズローの欲求5段階説」に適うからだ。(マズロー古い説もありますが、それは横に置いとかせてください。)
まず、欲求の動きを説明させて頂きたい。
【0〜第1段階目:生理的欲求】
SNSをやるかは、もちろん生理的欲求ではない。しかし、今までになかった「欲求」が誕生した。ここで述べたいのは「SNSをやってみたい」と初めて生まれた「欲求」がどのように成長したか、だ。
さて、ほんの3ヶ月前まで、私はSNSを一切やったことがなかった。Twitter,Instagramはもとより、facebookもアカウントを持っていただけだった。
なぜ、やらなかったか?
SNSが怖かったからだ。ニュース等により、「SNS=叩かれる、誹謗中傷される」印象が強かった。人から「笑われたくない」「馬鹿にされたくない」が強いので、SNS上で非難や嘲笑があれば、確実に落ち込む。
しかしドイツで、ちょっとずつ自己回復し「伝えたいこと」も増え、SNSをやってみたくなった。そんな4月当初、強く「発信したいこと」ができ、10年ぶりにfacebookで震えながら投稿した。私にとって巨大な化け物だった「SNS」の現実は、だいたいスルーと少数の好意的な反応だけだった。
「意外と大丈夫かもしれない。」
あっという間に登録が済み、アメブロでブログを開始した。とはいえ、4月に1投稿し、1ヶ月放置していた。元・吉本興業のヒロシが「発信を難しく考えず、好きなことからやってみたら?」の言葉に励まされ、再開した。難しく考えなくていい。とにかくやってみよう。(ちなみに、noteもあっという間に登録・開始できる)
【第2段階目︰安全欲求】
SNSを始めて、次に満たしたい欲求は「安全欲求」だ。SNS上でも発信への安心感がほしかった。ここは特にアメブロでも問題はなかったが、noteの方が安心感が強い。
何故なら、カテゴリー化されないので「なんでもいいよ」「とにかく書いてみたらいいよ」の空気がある。
かつ、noteはコメント欄に「スキで伝わらない気持ちはコメントで」「コメントは作者の励みになります」「よかった記事には感想を送ってみませんか」と記されている。これは読者へ前向きなコメントを促す配慮で、作者への安心感に繋がる。
【第3段階目︰社会的欲求】
今、マズローの3段階目「社会的欲求」にいる。社会的欲求とは以下である。
友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求を指します。集団への帰属や愛情を求める欲求であり、「愛情と所属の欲求」あるいは「帰属の欲求」とも表現されることも。この欲求が満たされない状態が続くと孤独感や社会的不安を感じやすくなり、時には鬱状態に陥るケースもあります。(引用:同上)
noteもコミュニティの一つだ。「note、凄い!」と思ったんだが、先ほどのマズローの図をみて頂きたい。社会的欲求で満たしたいのはハート。「いいね!」はさらに上の欲求段階になる。
「スキ」と「いいね」の違いは何か?
「スキ」は個人の主観で、「いいね」は他者からの評価だ。「スキ」が少ないと悲しい面は否めないが、「スキ」があるだけで嬉しいし、この人と気が合うかも!と嬉しくなる。でも「いいね」が少ないと、私の記事は他者から評価されないと落ち込むのだ。
社会的欲求の段階は、「私を私で認めてほしい」だろう。これは「こんな私ですが、良いですか?」の確認と受入れを欲す。
心のどこかで試したのだろう。初期の投稿で「言えなかった思い」をnoteに書いた。泣きながら書いていた。
そんな記事に、いくつか「スキ」がもらえた。こんな思いにも「スキ」って言ってくれる人がいる。嬉しい。今までのドロドロが浄化される気がした。
ずっと怖がってたSNSに、私は救われた。「受け入れてもらえた。」その喜びで、前に進むことができた。「私のことを知ってほしい。」と次の欲求がうまれ、自己紹介や夢を語ることができたのだ。
noteありがとう。noteのみなさん、ありがとう。私は温かい「ハート」に支えられた。
考察に戻ろう。我ながら記事内容は「他者の役に立ちたい」より、「みてみて」「聞いて聞いて」が多い。子どものようだが、まだ「所属できたことが嬉しくて、話しを聞いてほしい」のだ。
ちなみに、初期の記事は現在公開してない。書くことで落ちつき、「スキ」を貰って前向きになれたからだ。(冷静になって、ちょっと恥ずかしくなったのもある。)
【第4段階目︰承認欲求】
ブログでアクセス数を得るには、「情報」「まとめ記事」など他者に役立つ記事だ。つまり、マズロー第4段階目「承認欲求を得たい」にステップアップして書ける記事ではないか。
「承認欲求」とは、「集団のなかで高い評価を得たい」と「自分で自分を高めたい」の2点がある。
noteの「スキ」は個人の主観だが、たくさん「スキ」が付けばたちまち「社会的評価が高い記事」になる。ちゃんと社会的評価も得られる仕組みになっているのだ。ほんと凄い。
基本的にSNSをやる人は、既にこのゾーンの人が多いだろう。私の場合、「みてみて」が十分に満たされたとき、この欲求がでるのかもしれない。
【第5段階目︰自己実現】
ついでに自己実現も考えてみたら、「noteは自己実現の場なんだ。」と気付いた。自己実現とは「自分らしく生きていきたい」の欲求だ。
潜在的な自分の可能性の探求、自己啓発行動、創造性の発揮などを含み、自己実現の欲求に突き動かされている状態(引用:同上)
noteの発想は、「クリエイターにちゃんと収益がでる仕組みを作りたい」と何かで読んだ。クリエイターがクリエイターとして生きていける、自己実現の場作りなんだろう。
自分らしく生きるって難しい。好きなことでは食べていけない。そう言われてきたけど、ネットが時代を変えていく。
「仕方がない」のレッテルを剥し、挑戦の敷居を低くし、自己実現しやすい社会になっていくんだ、きっと。
まとめ
noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」ミッションどおり、初心者から上級者、そしてプロが使えるプラットフォームだった。
いろいろ勝手に述べたけど、言いたいことは「noteは書きやすい」。それと「note、ありがとう」だ。一歩踏み出す勇気をくれた。
そして、フォロワーさん、スキをくださった方、本当にありがとうございます。おかげさまで、元気にnoteで生きていけてます。
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お忙しいところ最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。長々と書きましたが、少しでも何かお役に立てたら嬉しいです。(あ、ちょっと段階を上りつつあるのかな?!)
※イラストは、椎名トキさんのを使いました。ベーシックで使いやすいです。ありがとうございます!
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