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満たされるための手段

満たされない心

人は必ずみんな、
欠乏感をいうものを抱いている。

なぜなら、
欠乏感があるからこそ、
『満たされる』を感じることが
できるかだ。

例えば、
欲しいものが手に入った!
みんなから注目を浴びた!
上司に評価された!
誰かに褒められた!

こうやって、
欠乏感を埋めるために、
外の何かをつかって行動し、
手に入れて、満たされる。

この、満たされたという感覚は、
欠乏感あってこそなのだ。

でも・・
人生のどこかで気がつく。
外の何かをつかって満たされようとしても、
一向に満たされないことに。

どれだけお金を手にしても、
どれだけ人脈を手にしても、
どれだけ地位や名誉を手にしても、

雲をつかむかのように、
手で掴み、感触を味わえると思っていたのに、
そこには、何の感触も感じられない。

そして、また欠乏感に襲われる。

欠乏感の原動力を脱する

欠乏感を原動力にした行動を
脱するためには、
自分への信頼のもとで、
自分の道を進むことだ。

自分のやっていることを、
信頼しているのは、
他の誰でもない、自分なんだという状態。

もちろん良い評価があれば嬉しい。
でも、自分の道を生きるということは、
評価が原動力ではない。

ただ、淡々と、
自分の道にしたがって、
謙虚に進んでいる。

そこに、
どんな評価があったとしても。

自分への信頼を獲得する

自分の考え、感じ方に、
いつからか自信が持てなくなり、
周りの評価基準で生きている人は、
多いのではないかと思う。

評価が得られなければ、
焦り、憎しみ、悲しみ、怒りが現れる。

評価が得られれば、
間違っていなかったんだと安心する。

そんな、周り基準で感情に振り回される生き方を
終えるためには、自分への信頼を手にすることだ。

わたし自身も、これまで
自己肯定感について探求をしてきたが、
一番効果を感じたのは、
自分の外側で鳴っている声と自分を切り離し、
感じるものに集中するということだ。

自分の外側で鳴っている声とは、
単に、誰かの喋り声というわけではなく、
自ら、過去や未来に意識を飛ばして、
繰り広げているドラマのこと。

わたしたちは、
1日のほとんどを、
今、現実には起きていない物事への
思考に支配されている。

思考が強くなると、
自分の直感や感性などの感覚が弱くなり、
自分を信頼できず、外に正解を探し始める。

現代は、情報が多く、そしてすぐに手に入るため
余計に、その習慣がついてしまっている。

そうすると、
自分で考えたこと、自分で感じたことよりも、
どこかにある答えっぽいものにすがってしまう。
(占いやスピリチュアルにどっぷり依存してしまうのもこれ)

なので、
自分への信頼を手に入れるためには、
まず、今この一瞬の自分の感覚に
意識を向ける練習をする。
たったの5分でもいい。

たまに、5分の時間すら取れない
という人がいるが、
それは、強い焦りや不安の中にいるか、
誰かに解決して欲しいと依存傾向に
ある人かもしれない。

たったの5分、
自分の感覚だけを信頼する時間をつくる。
これを習慣にしていくと、
少しずつ、周りの情報や感情に支配されなくなり、
自分のやるべきこと、行くべき道に沿って、
淡々と進んでいく自分になってくる。

ずっと埋めたかった欠乏感は
自分自身によって埋まり、
外側への依存から抜け、
誰かに期待することや、
評価を求めることもなくなり、
肩の力が抜けてくる。

自然体で生きる

つくられていく社会。
つくられていく街。
つくられていく人々。

そんな世界についていくかのように、
まだ足りない、まだ足りないと
求め、行動し、そしてまたつくられる。

でも、ふと自分の感覚に目をやると、
そこにはもうあったんだということに気づく。

空を見上げれば、
自分がいかに狭い世界で戦っていたかに気づく。

自分を進化させていくことばかりにこだわらず、
自分をもとに戻していくことへ
意識を向けてみたらどうだろう。

きっと、もっと穏やかで
自然が自然のままで存在するように、
わたしたちも、
いろんな自然体のままで、
共存していくようになるのではないでしょうか。



自然のエネルギーとともに、
脳と心を調和させ、自然体の自分に還るための
活動をしています。
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