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【超おすすめ♪】スキーマ療法【ざっくり解説】
◆ はじめに ◆
スキーマ療法を独学でやるのは、
おそらく、かなり難しい。
私自身、正規の流れ通りの活用はしていない。
専門家と一緒に実践するハードルも
それなりに高めと推測。
それでも!
スキーマ療法をシェアしたい理由。
それは、
スキーマ療法の考え方を知ること。
それ自体の価値が、とても高いと
感じてるから。
スキーマ療法の概念は、私にとって
人間心理などの解釈/分析/深掘りに
超お役立ちなツールであり、
かっこいい言い方をするなら、
私の哲学の重要な一柱である。
いま、生き辛さを感じてるあなたも、
そうでないあなたにとっても
きっと、お役に立てるだろうとの
自負があります✨
※この記事は、
独自解釈が少なからず入り
かつ独断と偏見でもって簡素化した
私なりのざっくり解説になります。
発案者の、より正確な意図や
スキーマ療法の詳細や
ケース事例&深掘りに触れたい方は
サムネ画像(末尾にも出典として記載)の
本を読むことをおすすめします☺️
◆ スキーマ療法の目的 ◆
スキーマ(支配力のある思い込み、アンコンシャスバイアス)の
起源(生育歴、逆境、誤学習)と、
それをベースとした性格の癖(不幸癖/自己破壊的パターン)に
向き合い、理解を深め、修復し、現状に最適化する。
◆ 大枠の流れ ◆
①性格の癖(幸薄/自己破滅的パターン)を見つける
②性格の癖の起源(きっかけ)を知的に理解。
感情的に再体験(とどこおってた情動や体に残る記憶を認め、緩め、流す)
③癖が思い込みであることを頭で理解。
癖を支持する根拠、そうでない根拠を洗い出し、事実か刷り込みか見極める。
④手紙を書く。痛みを表現。事実を淡々と。
(事実関係を明確にする)
⑤現在、どんな時にスキーマが活性化するか
細かく書き出す。
⑥少しずつ、パターン以外の行動を採用していく。
◆ 色々なモード ◆
❶いわゆるインナーチャイルド
・脆弱なチャイルド(傷ついたままの子供/萎縮してたり過敏すぎる情緒
・怒れるチャイルド(消化しきれなかった鬱屈/未熟だったり衝動的な情緒
・幸せなチャイルド(天真爛漫/逞しい子供
❷いわゆる内面化された養育者の言動/誤学習
・要求ペアレント(自らへの不当に高すぎるハードル設定
・批判ペアレント(不当な自分責め/自責癖
❸いわゆるインナーアダルト/成熟した大人
・ヘルシーアダルトモード
傷ついたチャイルドを受容し、慰め、癒し
怒れるチャイルドに寄り添い、受けとめ、時に躱し
天真爛漫/逞しいチャイルドを、よりよく伸ばす
自らの不当な要求や厳しすぎる批判に対して、気付き、緩めることで
チャイルドを保護したりもする。
●私感
幸せなチャイルドは
▶︎逞しくサバイブした、したたかなチャイルド。が、イメージしやすかった🤔
ヘルシーアダルトも、理想的な大人(養育者)というよりは、偏屈な名探偵( )のイメージ
昔から憧れのヒーロー=奇矯な名探偵😇
心理療法に性癖いれてくスタイル。
成熟した大人といえども、不器用でいい。
それなりにヘルシーで、十分と思ってる。
ちょいちょい明後日の方へ向かったとて、
幸薄癖に泥沼ったまま一生を終えるよか、
全然いい。
◆ スキーマの分類 ◆
逆境の一例▶︎結果・具体例
①あなたなしにはいられない癖
養育者の家出や死/過保護育ち
▶︎見捨てられ不安。分離不安。
・パートナーの数日の出張に耐えがたい苦痛を感じる。あるいは孤独に生きる。/とっかえひっかえ依存して生きる。
②疑い癖
身体虐待、精神虐待、性的虐待など
▶︎人間不信。
・信頼に足る(はずの)人物の言動すら疑い、時に責めたり束縛したりする。
あるいは内実ともに孤独に生きる。
③愛が足らない癖
ネグレクト
▶︎セルフネグレクト/他者から搾取
・周囲に要望を出せず、落胆人生。
あるいは飢えを満たしてくれない周囲に敵意を向けたり、要求しすぎる。
④ぼっち癖
周りに受け入れられない。仲間外れ。
マイノリティゆえの恥や劣等感。
▶︎自分が異端のように感じる。
あるいは好かれないだろうと思う。
・必要最低限のコミュニティ(仕事)以外の人間関係から逃げ続ける。
⑤依存癖
過保護/極端な放任
▶︎周りを頼り過ぎる/反依存
・責任から逃げ続ける。責任転嫁する
/何につけ1人で抱え込みがち。
⑥心配癖
親が心配症/大病や事故などのトラウマ
▶︎恐怖症、パニック発作
・電車に乗れない、運転できないなど。
⑦仮面癖
親からの度重なる拒絶、非難、意地悪など
▶︎素の自分を隠す、取り繕う。擬態。
・周りの評価や自分の実績を、偽りと感じがち。自分の価値を否定。
⑧出来ない癖
親が否定的or無関心/同級生に追いつけず、挑戦を諦めた。
▶︎負け犬根性。
・挑戦しない。尻込みしがち。
⑨子分癖
親が支配的、高圧的、横暴。
▶︎自己犠牲的/自己中心的、反抗的
・他者を優先し、自分のニーズや怒りを置き去りにしがち。受け身でいると安心
/自分のニーズを置き去りにしてでも反抗心を優先。自分がコントロールしてないと不安。
⑩完璧癖
条件付きの愛、
高い期待→こたえられないと強い非難、 ASD気質
▶︎完璧主義、失敗恐怖症
・常に急き立てられる、先延ばし、不足にフォーカスしがち。
◆ スキーマへの対処/コーピング ◆
❶服従
被害者に甘んじる。
加害者の言動や不遇な状況が正しく、
自分が一方的に悪いと思い込む。
悲劇のヒロインに浸る。
❷逃避
事実にフタをしてなかったことにする。
あるいは、過小評価する。
事実を想起させる物事を避ける。
感情鈍麻、麻痺、解離など。
❸過剰補償
支配側の言動を取り込み模倣することで、弱い自分/弱い立場から、目を背ける。
抱えきれない鬱屈を健全でない形で発散(アクティングアウト)する。
八つ当たり、いじめ、虐待、嗜癖、脈絡のない怒りの発露など。
❹向き合う
より客観的に、より高い位置から
自分の人生 《逆境の背景(個人やコミュニティ、自然環境)⇄自分》を
捉えなおした上で、種々雑多な、時に相反する感情&事実を、ありのまま認め、許し、受け入れる。
これまで溜めに溜め、抑圧しまくった感情を
少しずつ感じきる。
◆ 出典 ◆
📚ジェフリー・E・ヤング
ジャネット・S・クロスコ 共著
「自分を変えれば人生が変わる
あなたを困らせる10の性格の癖」
比較的平易に書かれた、
当事者向けのスキーマ療法本。
本の虫たる私の半生で、5指に入る
超おすすめ本☺️
概要(by独断と偏見)は記事の通りだけど
個々のケースと、それらへの深掘りや考察が
素晴らしいので、何度でも書いちゃう
超・おすすめ✨✨✨
気が向いたら、ぜひぜひ♪
ここまで読んでくれたあなたへ
最大級の感謝を🍀
ありがとうございました🌈
ではでは