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晩秋の会津 東山温泉 向瀧

好きなもの:温泉 郷土料理

4年前から始めた毎年恒例の学生時代の友達との温泉旅行。友達は現在栃木の実家に戻っているので、今までは栃木がメインで北温泉や加仁湯に行きました。
去年がコロナで1回抜けたので、その分上乗せして今年は贅沢をしようと憧れの向瀧さんに泊まりました。

宇都宮に前乗りして宇都宮に住む兄と久しぶりに会う。ダイエット中で8kg痩せたというが全く見た目変わらず。みんみんで餃子ビール。
次の日の朝、日光市在住の友達の家に向かいます。

そば処 彦いち

南会津でランチ。
途中、見つけてたまたま入りました。ご夫婦2人で営業されていて、混んでいる時は時間がかかるとのこと。好きなタイプ。期待しちゃう。
期待通り、とても美味しいお蕎麦でした。そばつゆが2種類あって、普通のおつゆと大根の搾り汁。絞り汁のほうはちょっとだけ醤油をたらして。
つゆはだしがしっかりで嫌な甘みがなく、大根の絞り汁は辛味が効いてさっぱり。両方とも美味しくて、半々ずつ使用。天ぷらも揚げたてサクサク(あたりまえの表現ですみません)1300円

さざえ堂(国指定重要文化財)

温泉メインだと観光しないのだけど、今回は1人でもなく、温泉マニアとでもなく、普通の温泉好きの友達とだから、観光します。
友達が、会津は小学校の遠足で行きまくってるから私が行きたいところでいいとなり、こちらへ。
今から約220年前に、こんなアートな建物を建てたなんてすごすぎると思って訪問。木造3階建でも感動するのに4階?5階?建だし。

中に入って登って降りました。目がまわりそうでした。

会津東山温泉 向瀧

本来の私であれば、東山ハイマートホテルかニ洸旅館に泊まるべきなんだろうけど、今日は贅沢旅行なんでこちらです。温泉が日帰り不可なのも泊まる理由のひとつです

一番安い(中庭に面してない)部屋とはいえ、トイレや洗面所が部屋にあるという贅沢。座布団の柄までもかわいくて満足です!では、早速お風呂へ。

きつね湯

激熱の芒硝泉。44度だそうで、長湯できません
キシキシの浴感は久しぶりです。湯上がりはさっぱり!たまらん。湯口の析出物がまるで雪が積もったよう。
湯宿温泉の湯本館のお湯に似てるー。なんて思ったり。

貸切湯

貸切湯は3種類あるのですが、浴槽は全て同じでした。天井にそれぞれのお風呂の名前を模した彫刻があります。

貸切湯 鈴
天井の彫刻が一番かわいかったです。ドラえもんを思い出す。笑
他は瓢箪や梅。こちらは適温の芒硝泉。キシキシと析出物はきつね湯同様ですね。 

夕食。
こちら、鯉料理が有名なんですが、友達が苦手とのことで変えてもらいました。事前に食事の嗜好を聞いて下さるんです。親切ですね。
鯉の甘露煮は「棒だら」と言う郷土料理に変わりました。食べきれず持ち帰りに。
鯉のあらいは湯葉のお刺身になりました。

前菜右下はこれも会津の郷土料理「ニシンの山椒漬け」。初めて食べました。日本酒や白いごはんに合いそう!美味しい。
友達のお母さんは川治温泉の出身で、会津に近いので棒だらもこのニシンの山椒漬けも作るそう。

これも会津の郷土料理「こづゆ」優しい味。
会津塗りの器で供されます。

さるの湯

こちらは浴槽が大きい分、40度くらいで長湯できます。キシキシ引っかかる浴感は他と同じ。
シャワー、カランあります。

担当の仲居さんとお風呂で一緒になりました。ベトナム人でダナンの出身とのこと。宇都宮で日本語を勉強したそうです。
日本語がとても上手で、一生懸命で好感が持てました。友達は栃木の縫製工場でベトナム人の研修生に縫製指導をしているので、話が弾む。
配膳の際、お食事を「ご食事」って言ってて、友達と日本語難し過ぎって盛り上がる。私も仕事で中国人と日本語でやり取りしてますが、「ご」と「お」は特に難しいようで、よく間違えてます。
私もたまにどちらが正しいかわからなくなります。汗

朝食
朝、お風呂の後に朝食です。
おひつに入ったごはん、お味噌汁は鍋に入っていて温めてからいただきます。使い込まれた会津塗のお椀に歴史を感じます。これぞ本当の意味でサスティナブル!

朝食後に中庭を散歩。紅葉は終わりかけでしたが、風情のある光景は楽しむことができました。

食べきれなかった棒だらは真空パックにしてチェックアウト時に渡されました。冷蔵で1週間もつそうです。とてもいいサービスだと思います。

とても歴史のある建物、維持するのは本当に大変だと思います。磨き上げられた廊下、展示された郷土品、古いままの洗面台など、まるで博物館にいるようでした。
温泉もサービスも食事も素晴らしく、たまにはこういう旅館に泊まるのもアリだなと思いました。

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