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茨城 レトロでエモい温泉旅館に泊まる

長い付き合いの友人がいる。前の会社の同僚で、ずっと同じ業界。彼女はアパレル勤務だが、やはり中国生産がメインなので毎年、閑散期は同じだった。
熊野古道が好きな彼女と温泉好きな私にピッタリの旅先が和歌山の南紀白浜、那智勝浦で、彼女と3回ほど訪れた。

そんな彼女の実家は茨城で、4年前に彼女の父親が亡くなり、彼女がUターン。現在は茨城から東京の職場に通っている。
そんな中、完全にヒマになった私は、彼女を茨城にある前から行きたかった温泉に誘った。茨城県の温泉に泊まるのは初めて。8月初旬、一泊二日の旅。

常磐線の駅で彼女をピックアップ。郊外に引越してから高速道路のアクセスが良くなり、どこへも行きやすくなった(ある意味ヤバいw)
高速を降りると当たり前だが水戸ナンバーの車。運転が荒いって聞いてるし、右折時、信号が変わった瞬間に直進車より早く曲がる「茨城ダッシュ」にちょっと緊張。

結局一度も遭遇しなかった

ランチは彼女の提案で茨城限定イタリアンレストランチェーンへ。彼女の住む街にはないから行ってみたかったんだって。


茨城 ぐるーびー つくば東通り店

ケンミンショーでも紹介されるほどのローカル有名チェーンらしい。全く知らなかった。

オシャレな店内
メニュー。ピンぼけすみません。

一番人気という海賊スパゲッティを注文。

全品にサラダ付き
海賊スパゲッティ

かなり多めのトマトソーススパゲッティにホワイトソース、たっぷりの魚介類。なんとカニ身まで!かなりのボリューム、ハイカロリーです。

カロリーが高い=美味しい

万人が好きな味だと思います。なんとか完食しました。

友人はペスカトーレ。麺は130gがデフォルトらしい

宿に向かう途中、寄りたい温泉があり立ち寄る。


福島 二子浦温泉

茨城から飛び出して福島へ。向かった北茨城は福島との県境です。こちら浴槽がおもしろいんです。

内湯
湯口

なんとコンテナが湯船。お湯はしょっぱいナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。源泉は43.7度でちょうどいい湯加減でした。シャワーはありません。そしてなんと、露天風呂もあります。

露天風呂もコンテナ
湯口

とってもいいお湯でした。では宿に向かいます。

茨城県 湯の網温泉 鹿の湯松屋

ほぼ民家

田んぼの中の一軒宿です。

ロビー

完全に時間が止まってる。松田聖子が眩しい!ちなみに私は中森明菜派です。
品のいい女将さんがお出迎え。部屋へ。

廊下ですら味わい深い。

女将「昼間は暑いけど、朝晩は涼しいんですよ。茨城の軽井沢って言われてます」

私「へー!」

友人(茨城在住)「初めて聞いた」そしてぼそっと「それは言い過ぎ」笑

飾り障子と実家風布団
地デジじゃない!
懐かしいお菓子

すみません、細部が気になり過ぎて、部屋全体を取り忘れました。テレビが地デジじゃなかったのは群馬の金湯館以来。
部屋は二間続きで布団が敷かれていました。部屋の扉は障子で鍵なんてありません。

早速楽しみにしていたお風呂へ。

沸かし湯なので入れる時間が短い
ワクワク
うわー①
うわー②
タイル画

エモいよ、エモすぎるよ。ノスタルジックってこういう事を言うんだよね?
ステンドグラスに、水色の窓の木枠、床のタイルまで完璧。リノベせずにそのまま残してくれてありがとう!感激です。

源泉ドバドバ入れちゃう
脳に効くやうだ

お湯は単純鉄冷鉱泉。源泉15.8度なので沸かしと掛け流し併用。鉄分が多いので赤い色をしていますね。金気臭もします。

浴室から見た入口。細部が良き

さて夕食です。

こちらにごはんとお味噌汁が付く

料理少なめプランなので、品数は少なめ。

キンキの塩焼き
お造り

海が近いのでお魚が新鮮で美味しい。茨城の地酒を頼んで、おしゃべりをしながら美味しくいただきました。十分です。

翌朝、朝風呂をキメてから朝食。

生卵が出たのですが、苦手と言ったら目玉焼きにしてくれました。

【湯の網温泉 鹿の湯松屋】
一泊二食料理少なめ11000円(税込)
アメニティ バスタオル以外あり。Wi-Fiなし

なんと、退職祝いに友人が宿泊代を出してくれました。ありがとう!観光します。

茨城 磯原海岸

めちゃくちゃきれいな海岸と海でした。久しぶりに海に来た!「夏」って感じです。

茨城 五浦海岸 六角堂

岡倉天心が建てた六角堂。風光明媚で有名な観光地。五浦と書いて「いづら」と読みます。

きれいな海
六角堂は東日本大震災の津波で流されてしまい、再建されています。
岡倉天心邸

六角堂とは?
岡倉天心は、1903(明治36)年の5月頃、飛田周山の案内で五浦を訪れ、この地をいたく気に入りました。天心は、二年後には六角堂をかまえ、冬はボストン美術館勤務、夏は五浦の海に遊び、国際的な活躍の拠点としました。(観光いばらきより)

ただ、これだと近すぎてイマイチ。受付の方に六角堂のいい写真が撮れる場所を聞きました。


茨城 五浦岬公園

六角堂のいい写真撮れた!

すぐ近く五浦岬公園に絶景ポイントがあると聞き、早速行ってみる。更に私好みのボロ、あ!違う、鄙びた温泉民宿を見つけ、冬にまた来ようと盛り上がる。なぜなら、五浦の冬は「あんこう鍋」が名物なんです!

ランチはこちらで。またまた海鮮です。

茨城 地魚料理 なぶら

お刺身
あら汁

私はお刺身定食、友人は海鮮丼。こちらは私が奢る。新鮮で美味しい!

この後、友人が温泉に寄りたい!と言うので途中で立ち寄り。


茨城 内原鉱泉 湯泉荘

飾り障子
湯口

前から気になってたこちらへ。水戸になります。冷鉱泉の沸かし湯ですが、源泉をドバドバ入れながら入りました。単純泉かな?

風情のある帳場のガラス窓

この後、友人を常磐線の駅に送る前に道の駅に寄る。

茨城 道の駅 かさま

笠間は焼き物で有名ですが、栗の産地でもあるそうで。確かに道路沿いは栗林だらけでした。

栗のスイーツがたくさん。友人がこのモンブラン、東京なら1500円だよ!と騒ぐ。笑

モンブランを食べたかったけど、午前中で売り切れてしまうほどの人気らしく叶わず。

栗ソフト発見!食べよう!

栗ソフト

これが絶品。今まで食べたソフトクリームの中で1位。笠間の栗は日本一!シーズンになると栗ごはんも食べれるらしい。

かぼちゃ祭り?

隣の農産物直売所で激安の梨や野菜を購入。あ、もちろん納豆も買いました。

茨城初の温泉宿レポでした。次回の茨城は冬のあんこう鍋をお届け予定。乞うご期待!

おわり

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