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NPO職員のそんなんありなん!可能性は∞インタビュー♯大福聡平さん<後編>
こんにちは🌞、関西学院大学の活動団体である夢調査プロジェクトのarinanです!
私たちは、夢を持っていない学生に、「そんなんありなん?」って思う将来の選択肢を提供することを理念として活動しています。
今年度はこのnoteからインタビューを出すので、ぜひご覧ください☆前回のも、面白いので是非読んでください!!
今回はNPO法人で働く大福聡平さんのインタビューです!!
※こちらは後編になります!!前編からお読みください!
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大福聡平さんのプロフィール
関西大学外国語学部出身、現在は個人事業主(フリーランス)で教育関係の仕事をいくつか行う。
アカデミックコモンズプロジェクト
一般社団法人リベルタ学舎
なりわいカンパニー
一般社団法人みくもや
仕事をするにあたっての原点
「自分の仕事として、“主体的な学習者をどう増やせるか”をミッションとしている。そのためには、学習環境のデザインや学習する人をどうサポートできるかを求められている。」
その土台になったのが学生時代の学び。大学の研究室で、自分自身が主体的な学習者としての学び方をした。大学院でも、どういう学習が学生の本当の学びになっているのかを客観的に研究した。
そして、社会人3、4年目で実際に学生の地域の活動拠点を運営するプロジェクト・マネージャーになった。
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学びの選択肢が増えればきっかけも増える
「今まで自分が持ってなかった価値観とか体験に出会うということが重要で、やっぱり選択肢をいくら制度的に増やしても、それを知らなかったとか、選択肢自体が自分の中になかったら選べない。」
「まずは“行動を起こす、体感する機会”がないと変わっていかない。それを中高生っていう進学選択とかっていうタイミングで一回経験しておくことって結構大事だと思っている。」
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失敗を恐れないこと
大学院を卒業後NPOしゃらくで働いた。
「“いつかフィリピンでソーシャルビジネスを起業したい”と思っていた。だから、そこでは勤怠管理や経理の管理、どういう風に事業を成り立たせるのか、“なんでも吸収しよう、どんな仕事が来てもやろう”と思った。“挫折してこんなことやりたくない”と思うけど、それすらもプラスにしたい、そういう風なマインドにする。すべてのことが起業して挫折した時の準備だなって思えるというか全部学びに変換しちゃえば最強だ」
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自立するときに必要なこと
「大学の授業を“つまんねえな”と思いながら講義をひたすら聞いて、とりあえず単位だけ綺麗にとって適当にガクチカ書いて、適当に給料のいい会社に就職すればいいやって言う人もいる。」
「そうじゃなくて、単位とか関係ないけど、“自分のために自分が学びたいからこれをやる、その中で成長していって自分がやりたいことを見つけていく”、“自立的にどんどんやっていく人っていうのは絶対増えた方がいいな”と思う。」
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「けど、人は1人じゃ生きていけないわけで、絶対サポートする人が必要だと思う。色んな情報整理して届けてくれる人。メンタル的な後押しをしてくれる人。客観的に見てアドバイスをくれる人。そういう人は絶対必要!」
学校ではない、新しい学びの場をつくりたい
今、学校の不登校がめちゃくちゃ増えている。
「いわゆるひとつの学校に所属して、6年なり3年間通い続けることがやっぱりしんどいっていう人達っていうのは確実に増えていると思う。だからこそ、そういう人たちが違う選択肢を取れるような社会の仕組みがあってしかるべきだし、もうちょっと増えてもいいんじゃないかなっていう。」
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「最終的には学びの場とか学校の代わりになるようなものを作りたいっていうのは、最近よく議論してるところですね。他にも議論していることがあって、不登校の子が学校に行かなくても学べる、資格を取れる場所、そこで社会に出るような準備ができるよう作りたい。」
働き方は「所属から接続」の時代へ
「働き方も、学び方と一緒で、どんどん変わっていったほうがいい。」
「働く=“1つの会社に所属して、その社員として働く”っていうイメージが強いと思うけど、そうじゃなくて、今後は所属から接続っていう考え方に変わってくると思う。」
「所属することのリスクって働く人もそうだし、雇う人もたくさんあると思う。働く人からすると一番単純なのは“この会社潰れたらどうすんの?”っていうこと。一気に所属先がなくなり収入もなくなる。ここで身に着けたスキルが他で生かすことができないっていうことも起こる。」
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「特に今先行きが不透明な時代、10年後、20年後こうなるっていう社会のあり方も読めない中でコロナで企業が潰れていることも実際起きてるわけですね。一つの会社に所属することのリスクがめちゃくちゃ大きくなっている。」
「そうじゃなくて、僕みたいにいろんなところに接続してリスク分散させると、1つがうまくいかなくなっても、とりあえず残り二本でなんとか食いつないで、また新しい仕事をその間に見つける。もっと言えば接続先が三つあると、個人と組織の力関係っていうのが逆転するって言われてます。」
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「どういうことかというと、1つだけ所属の会社員だと1つの会社のいうことがほぼ絶対なわけです。2年後から転勤だと言われて、断ったら昇給できませんとか、クビですとか、ってことがありえる。けど、所属先が3つあると、そういうことを言われても、“じゃ僕、他に仕事が2つあるのでここはやめます。そっちでやっていきます”。また、仕事を探すということができます。」
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☆arinan編集あとがき<後編>☆
今回インタビューをさせていただきました、ねねちゃんです!今回のお話を聞いて、大福先生の「挫折もすべて学びに」という言葉がすごく印象に残っています。苦しいなと思ったときにポジティブに考えて、次の行動につなげていくことは今後生きていくうえですごく大事だなと感じました。また、フィリピンでの活動をきっかけに世界が広がり、今の職業にも結びついているとお聞きし、自分の将来の選択肢を広げるためにも新しいことに積極的に挑戦していきたいなと思いました。機会を得ることができるのは行動した人だけだと思うので、面白そう!と思ったら、どんどんチャレンジしていきたいです。
最後に大福さんインタビューを引き受けて下さりありがとうございました。次回は、NPO法人で働く加藤さんのインタビューです!お待ちくだい!!
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