凡人
天才が好きだ。
圧倒的なもの、圧倒的な人が好き。
奇を衒ったものは好きじゃない。そういうことではない。
昔、紫が好きな子供は頭おかしいという、今で言うカラーセラピーみたいな話をよく聞いた。
根拠は知らない。
きっと嘘だ。
だって私は昔から紫が好き。
でもいたって平凡な普通の子どもだった。聞き分けがよく、挨拶のきちんとできるいい子だったけど、抑圧されていた覚えはない。演じていたわけでもない。普通に健全だ。なんなら少し繊細で。
圧倒的な人が好き。
ボクシングの井上尚弥。藤井聡太くん。大谷翔平くんなんてもうその代表だ
歴史上の人だと坂本龍馬、戦場カメラマンのロバート・キャパ、それから……。
イチロー選手が20歳くらいの時、世間がざわざわ騒ぎ出し、それから彼は、あっという間に世界へ行った。2軍で埋もれていた天才を、仰木監督が見つけ出したんだ。
出る杭は打たれる。
が、出すぎた杭は打たれない。
その頃に感じた、自分名言集の中の1つだ。
どうしようもなく凡人で、打たれ弱くて怖がりで。
それなのになぜか激しいものが好き。
凡人ゆえの憧れか。
ゆっくりやっていきたい…と言う気持ちと、命を削って燃え尽きたい!と言う気持ちが共存し、私の中をぐるぐる巡る。
あゝ恐るべき凡人よ。
今日もまた、そして明日もまた。
愛を探しに行こう。
……
幸せでありたい。
我々も我も君たちもパプー(※)
(※)は、サザンオールスターズの「我らパープー仲間」の一説です。突如頭に鳴り響きました。もう何十年も聴いてない歌なのに。
我々も我も君たちも幸せであれ!
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