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「やりたいこと」はやれるうちに!サワー種・脳出血・書籍個人出版。

はじめまして。ゆめねこと申します。
私は普段 介護福祉士をしています。そんな日常の中でサワー種という「粉と水だけで作ったパン種」を使ったパンを作り続けています。

サワー種のパンの香り・味わい深さに魅せら続けて早10年。飽きるどころか、パン種はすっかり家に馴染み、家庭の味となっています。

一昔前は今と比べものにならない程 サワー種のパン作りの情報量が少なく自家製酵母パンと言えばレーズン酵母が主流でした。私も たくさんの自家製酵母パンを焼きました。

しかし「サワー種は難しい」というような記事を よく目にするようになったことで、いやいや!そんなことないよ!この素晴らしいサワー種のパン作りがなんとか広まらないかと考えるようになりました。何か発信してみようという考えが頭をよぎりました。

ただ そう思っただけで当時は何も動いてはいませんが。

しかし、そうこうしている間に脳出血になってしまいました。20代後半の出来事でした。

この入院のときに「やりたいことはやれるうちにやろう!」と決心しました。

パソコンができたら…。

もし体調不良でもパソコンがあれば 調子が良ければ何か出来るかもしれない…視野を司る辺りからの出血だったため視野がかなり狭まっていました。こんな体調では今までの仕事復帰は出来ないかもしれない。復帰どころか…いつも車椅子を押している側だった私が押される立場になっていました。

決心と言っても入院から1週間ほどは強烈な吐き気と頭痛でヤツれ切ってしまいました。
小さい子供達がいるのに消えてしまいたいと思うほど辛い。

しかし何かアクションを起こしたいと思うようになりました。サワー種の魅力発信。

その後再発。さすがにお気楽系な私も弱気になる脳出血2回目でした。


5年ほどかかったものの体調は戻りました。
目は、モザイク感やチラつきなく見えています。
今振り返ると生きることに対する考え方が変わった出来事だったと感じています。

そして、超アナログ人間だった私は 初の自分用パソコンを買い、操作を手探りでiPad大先生を頼りに学びました。

サワー種の本をPOD個人出版で出版しました。

「ゆめねこ」というキャラクターは私が作ったのですが、私は どうも同世代とのコミュニケーションが得意ではない…これを言うと嘘だ!と言われてしまいそうですが自分では そう感じています。

昔、パン教室を開いていたことがありました。
第二子の出産、その後の原因不明の体調不良で辞めてしまいましたが、どうもコミュニケーションが苦手というか盛り上げようと必死になってしまって心がドッと疲れてしまう。

パンの魅力は伝えたいのに、それ以外のところが上手くできない自分がいました。

結局、体調不良は原因不明のまま年月が過ぎていきました。原因不明=精神的なものではないかと言われることは、私を嫌な気持ちにさせました。

いくら精神を強く持っても体調不良はどうすることもできないと悔しい思いでした。

しかし私は悩んだりすることが面倒に感じる性格のようで、なんとかなるだろう精神で通常生活を送っていました。

病気は苦しく辛いものでしたが、病名がついたことで救われた気持ちになったのを覚えています。

パンの教本を作るにあたって、私が教えるというスタイルではなく、私を助けてくれる分身のような存在としてネコのキャラクターをたてました。

サワー種の魅力・作りやすさを「教室で直接教える」というスタイルではなく、ネット上で発信できるということは 本当に私の心を穏やかにさせてくれています。
ただ、パン教室をしてほしいと言って下さる方の言葉は心に染みます。感謝しています。

これからもサワー種の魅力をたくさん発信していきます。よろしくお願いいたします。 ゆめねこ

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