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地方貴族の愛したハルモニームジーク②「ドン・ジョバンニ」序曲

こんにちは、内田夢美(https://x.com/yumemi_uchida)です。
山梨に移り住んで、5年目。
ぶどう農家を営みつつ、
オーボエの演奏やレッスンなどの音楽活動をしております。

はじめに

2025年1月10日(金)18:30からYCC県民文化ホール(甲府市)にて
『地方貴族の愛したハルモニームジーク』を開催致します。

開催に先立って、曲目解説をアップしていきます!

本日はモーツァルト作曲、トリーベンゼー編曲の
「ドン・ジョバンニ」序曲について。

出演者である、ファゴットの塚田有果さんにご寄稿頂きました。

モーツァルト作曲、トリーベンゼー編曲の「ドン・ジョバンニ」序曲

編曲者である、ヨーゼフ・トリーベンゼー(1772-1846)はボヘミアの作曲家。
また、ウィーン国立歌劇場やケルントナー劇場などでオーボエ奏者として、プラハ歌劇場ではカール・マリア・フォン・ウェーバーの後任として音楽監督を務めるなど、大変活躍していた。
本日、演奏するハルモニームジーク版の歌劇「ドン・ジョバンニ」は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲の大人気オペラのひとつである。

この物語の主人公はスペインの貴族(騎士)ドン・ジョバンニ。
彼は、手当たり次第に女性を誘惑する史上最強のプレイボーイ。
今夜も従者のレポレッロに、邪魔が入らないよう見張りをさせて、ドンナ・アンナの寝室へ忍び込みますが、失敗に終わる。
家を去ろうとした時、運悪くドンナ・アンナの父である騎士長に見つかってしまい、決闘の末、騎士長を刺し殺してしまう……という、ドロ沼の場面から物語が始まる。

本日、演奏する序曲は、この物語のクライマックスでドン・ジョバンニが地獄落ちしていく場面で使用されている不気味な音楽から始まり、突然にモーツァルトらしさ満載の明るく軽快なアレグロが現れ、明確な終止のないまま第一幕へと進む。

長年、歌劇場で勤めてきたトリーベンゼーが、
オペラへの愛や敬意をもって編曲したハルモニームジーク版を、どうぞお楽しみください。(塚田 有果)

チケット

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関連note

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