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現実と空想の物語。 ― 私の生い立ち ― ご先祖様の話から、両親の話。 お喋り苦手な私…
トオツキは、私の過去物語。 物語の中で私は『マル』や『かいぬし』と呼ばれます。 私…
とおい とおい むかしの おはなし 山を見上げ、海を見下ろす土地にご先祖様は住んでい…
ちちの いえの おはなし 父の家は大きな屋敷だったらしい。 昔は今の倍の広さを持っ…
ははの いえの おはなし 父の家と比べると、母の家はそれほど古くなかったようだ。 …
ちちと ははの おはなし 父と母が出会ったのは、子供の頃だったらしい。 ただ、母は…
**河原デート 付き合うと言っても、父は当時学生でお金がない。 大抵はお金がかからない、ドライブがデートになっていたらしい。 そんなデートを繰り返していたある日。 河原に車を停めた。 そのまま、車の中でおしゃべりをしているとコンコンと窓を叩く音がする。 窓を開けると警官がいる。 そして……。 「君たち、パンツをはいて出てきてくれるか?」 二人はおそらくキョトンとしたのかもしれない。 なぜなら、パンツは二人とも履いている。 ただ車の中
父と母は結婚前にをしていた。 引っ越し費用を母が出し、箒とチリトリ、一組の布団と食器…
父と母は、結婚後に父の家に入った。 結婚した女に向けられる言葉と言えばこれしかないと…
これを読んでいる方のほとんどの人は、自分の『母子手帳』があると思います。 もしかし…
母は片方の卵巣を失って、子供を諦めた。 諦めてしばらくしたころ、妊娠が発覚した。 …
さらに一年もしないうちに、また妊娠が判明した。 そしてその頃、新しい家を建てた。 1…
私たちをお風呂に入れるのは、父の役目だったらしい。 確かに気が付いたら、父と妹たち…
母は私とほっちゃんを保育園に入れた。 初めての保育園で私は大泣きしたらしい。 もちろん、覚えていない。 しかく先生が私を抱っこして、連れて行ってくれたそうだ。 私の記憶にある保育園の一日はこんなものだった。 毎朝クズリながら着替えて、車に乗って、保育園に着く。 母の手は片方に妹、片方に荷物。私は一人で歩く。 布団がある時は、自分の布団は自分でなるべく持っていたような気がするが、たぶんあれは年長さんぐらいだったのかもしれない。 先生のあいさつを聞き流して