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映画『Dr.Bala』で垣間見た"超一流"の生き方

2024年5月5日の「横浜国際映画祭」で「Dr.Bala」が上映されると知ったのは2日前。駆けつけたいけれど、にっちもさっちもいかない。泣
1日遅れたけれど、アマプラで鑑賞した。


すぐに動く

Dr.Bala」は、日本人医師・大村さんのニックネーム。Balaは「力もち」を意味しているらしい。力こぶを見せながら、「私の名前はDr.Balaです」と現地の言葉で自己紹介する。

大村さんは超絶に激務といわれる大学病院で働きながら、1年に1週間、休みを使ってカンボジアやミャンマー、ビルマなどに飛ぶ生活を12年以上続けている。

大村さんの活動のきっかけになったのは、開発途上国でボランティア活動をする日本人医師・吉岡さんの熱い思い。すぐに吉岡医師に手紙を書き、ミャンマーに飛んだそう。

かつて、「教育は人の心に火を灯すこと」と教えてもらったことがある。その言葉をリフレインしながら、人の心に火をつけるのはやはり「人」なんだと再確認した。

現地の医師に「患者を救う技術」を与える

大村医師は、ポルポト政権で破壊されたカンボジアの医療に道を拓く。先進的といわれる日本の医療を自分が提供するのではなく、「カンボジアの医師が国民を救えるように」したのだ。

ポルポト政権は医師・教育者をはじめとする知識人を、徹底的に弾圧したという。中国の文化大革命も日本の治安維持法だって、変わらない。いつの時代も、独裁者は「学ぶ人」「国民に学びを与える人」が怖いのだろう。

今は決して、平和な世界とはいえない。しかし日本では「自由な学び」が許されている。自分の興味があることを、いくらでも学べる状況はひと昔の日本にとって奇跡といえよう。もっと本を読み人と話し、もっともっと世界を知ろう。

「自分の世界で縮こまっているなんて、もったいない。動け!!!」

そう言ってもらった気がした。

「うまくいかない理由」を深堀る

活動を続ける大村医師の前に、次々と壁が立ち塞がる。東南アジアの医療に携わりたいけれど、日本の上司から「まだ早い」と言われる。普通なら心が折れても仕方ない状況で、大村医師は「なぜ"まだ早い"と言われるのか」に目を向ける。

職業を問わず、問題が起きたときに「なぜ?」「どうして?」と背景を考えることが突破のカギだと思う。努力が実を結ばないとつい、現実を責めたり、「どうせ私には無理なんや」と投げやりになったりしてしまう。

けれど、「うまくいかないのはなぜ?」ともう一歩深掘ることで、アイデアが浮かんでくる。1回ダメと言われたぐらいで諦めない。数学の難題を解くみたいに、思考の角度を変えて何度でも挑戦すればいいじゃないか。全て自分に言っている。笑

自分の「リズム」を知っている

映画の終盤に、大村医師と吉岡医師が話すシーンがある。長時間の手術が得意な大村医師とは対照的に、吉岡医師は短時間の手術しかしないそうだ。

そんなエピソードを交えながら、吉岡医師は「一流と超一流の違い」について話す。

一流と超一流の違いは、自分のリズムを知っているか否か。素晴らしい活動をしている人を知り、「自分もあんな風になりたい」と思うのは悪いことではない。

けれど、自分のリズムに合わないとうまくいかない。大村医師は自分のリズムを知っている。

自分のリズムを知るには、得意だったことは何か?好きなことは?と、自分を振り返るしかない。

映画内で吉岡医師が語った「一流と超一流の違い(概要)」

映画を見ながら私の頭に浮かんだのは、とんでもなくじっくりーと読み進めている「WILL」だ。

同時に「ロードマップ」「成功法」という言葉がしっくりこない理由も分かった。まさに、これらは"私のリズム"に合っていないのだろう。

自分のリズムを知る。そのために徹底的に自分を分析しよう。

ただ、ひとりで振り返るには限界があるんよなぁ。道場の仲間に声をかけてみようか。そんなことを思う今日この頃。






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