19日目「棗(なつめ)とキャラウェイのビスコッティ」
ビスケットとクッキーの違いって分かりますか?
何となくイメージはあるものの、私はよく分かりません。
ネットで調べてみたら、ますます分からなくなりました。
ビスケットの一種にクッキーがあったり、パンではない焼き菓子がクッキーだったり。どっちがどっちを包含しているのか。
なんとイギリスにはクッキーがないそうです。
正確にはクッキーという言葉がないそうなのですが、本当でしょうか。
平たい焼き菓子は基本的にビスケットのくくりなのだそうです。
日本の成果業界では油分の量の違いによってビスケットとクッキーを呼び分けているそうですが、さくさくふんわりしていてビスケットを名乗っていたら、「これはクッキーじゃないか?」と疑ってみるべきでしょうか。
イギリス風ビスケットかもしれませんよね。
フランスのサブレはバター多めのサクッとした触感のもの。日本のサブレだとビスケットよりクッキーに近い印象ですが、フランスには実はクッキーの概念がないとか???
あるいはクラッカーはイーストや酵素を使った焼き菓子をいうそうです。よっぽどふわふわしていたら、やはり固パンを疑ってみるべきでしょうか。
私がこんな風に御託を並べるのも、自分で作ったものが何なのか判然としないからです。
ビスコッティ風焼き菓子かな?
ビスコッティはイタリアの伝統焼き菓子です。生地をそのまま焼いて、一度取り出し、カットして二度焼きします。
12月に入って、私はnoteで花とハーブ(薬草や葉野菜含む)のアドベントカレンダーというよく分からないものをはじめました。
庭のハーブは2週間で紹介しつくしたものの、12月に入り雨が増えて寒い中買い物に出かけるのは億劫・・・ということで、台所に保管しているハーブを見繕っていたところ、今回白羽の矢が立ったのがキャラウェイと棗というわけです。
棗だけにして、生地を分ければよかったのですよね。
しかし、キャラウェイは買ってそのまま使ったことがなくて焼き菓子にすれば失敗はないんじゃないかなと思ってしまいました。
棗を見て、焼き菓子を作ることに決めました。
実は私は特に昨年まで棗をお茶にして飲むことにハマっていました。
今年は夏以降ハーブが繁殖したので、ハーブティーが増えて、買った乾燥棗がそのままになっていたのです。
note公式マガジンに追加された思い出のお菓子
恥ずかしながら、私の記事は数打ち当たらずにそれほどマガジンに追加されることがありません。
料理については、特に分量をはからないことばかりで、面白がって失敗した料理のことばかり書いていたこともありました。
しかし、昨年は棗にハマっていたため、棗でこれほど健康にいいか知ってもらいたいと張り切って棗でお菓子作りに挑戦し、レシピなど考えて分量もはかったのです(若干目分量で怪しいところもあります)。
料理系の三つのマガジンに追加され、ぴこんぴこんという通知がうれしかったですね。しかし、いまでは、すっかり家で育てられるハーブを調理に気を取られているのだから、分からないものです。
棗の実(大棗)は、基本的に乾燥したものがネットなどで流通しています。
煮出して使うことが一般的で私も最初はお茶にして飲んでいました。
しかし、甘く良い香りのする実を捨てることがもったいなくて、中の種を取り出して実を濾してお菓子に何度も使いました。
それが昨年のこの記事です。
ジュースにしてみたり、饅頭を作ったりしています。
中でも美味しかったのがビスコッティです。
その時、何度も作ろうと決意したのに、二度ほど作って終わりになりました。
2023年版【棗の焼き菓子】
今年は例によって、分量をはかりませんでした。
もし棗でビスコッティを作ってみたい方は昨年の記事のレシピの方がマシだと思います。
棗の実は結構べたべたするんですよ。毎回濾して使っているのは皮も乾燥させた唐辛子のようにパリパリと固いからです。食べられないことはないと思うんですけどね。
今回の焼き菓子は失敗しました!成功したものを乗せなさいよという意見はもっともなのですが、それでも一応食べたのです。
上手くいかなかった原因は昨年のレシピを覚えておらず、ベーキングパウダーを使わなかったこと。そして、きな粉をおからパウダーで代用してしまったことでしょうか。
きな粉も我が家にはストックしてあるんですよ。しかし、きな粉と違っておからパウダーは家族に好まれず、消費に困っているんですよね。
しかし、ビスコッティの固い感じを演出するには、おからよりきな粉です。
糖分も多かったです。
ただでさえべたべたする蜂蜜をふるった薄力粉と同量くらい使いました。およそ100gずつくらいでしょうか。
おからパウダーはその半分。バターはよくわかりませんがやっぱり100gくらいでしょう。
そうだ、、、牛乳をくわえてパウンドケーキにすればよかったんだ・・・書きながら今気づきました。これは牛乳とベーキングパウダーを使ったらもはやパウンドケーキにしかなりませんよ。
なんて反省は置いといて、参考にならない作業工程はこんな感じです。
救いだったのは、焼きあがったときオーブンレンジを開けたらとても良い香りがしたことです。棗とキャラウェイと蜂蜜の愛称は悪くありません。
悪いのは思い付きレシピで分量もはからず、適当にやる私の料理の腕です。
余った食材と去年のレシピ記事でネタ切れ感を楽に乗り越えようとしたところが、焼くだけで1時間近くもかかりました。
これにベーキングパウダーを入れたら、ドーナツに・・・。いやいや、消費できないだろうし、同じ食材ばかり使うのはつまらない上、アドベントカレンダーを達成できないので、これ以上レシピの改良案を考えるのはやめておきます。
棗の効能
前述したように昨年は棗にハマっていたので、何度もnoteで記事にしています。
前述に添付した記事にも書いていると思いますが、わざわざ開かないけど気になるという人がいるかもしれないので、念のため。
私の限られた経験では薬草・薬木の中でも、棗の精神を安定させてくれる感じはピカイチだと思います。
匂いは少し独特で、薬草っぽい青臭さの中に甘みが空気中にも漂います。
こうして振り返ると喉にもよさそうですね。鎮咳の効能がある薬草は数あります。しかし、別に咳が出るわけではないせいか、喉の調子が今一つなんですよね。
noteで朗読をしていてもどうも鼻声・・・そうか、不調は鼻だから薬草が効かないのか?
とりあえず、しばらくはアドベントカレンダーチャレンジのために作ったミントクッキーとこのビスコッティとお茶でのどの調子を整えます。