来年は大豆を育てて豆腐や発酵食品を作りたい 第四十六回「晴れの日はへたの横好き」
気づいてしまった。食事と言うのは、ご飯と豆があればすむ。後は、少しの調味料。その調味料だって、豆から作られていることも多い。
試しに大豆の収穫時期を調べてみたら、ちょうど今頃。大豆になる前の枝豆が梅雨終わりから9月まで。よそでは今頃収穫しているんだと思うとうらやましい。
今年は父が庭にますますいろいろ植えて買ったハーブ種を直播きする場所がない。春からプランターで育てようと待っている。
豆が気になると、味噌も気になった。麦味噌と米味噌と豆味噌のうち、豆味噌が一番作るのに時間がかかるようだ。
一年置かなければならない。来年豆を育ててても豆味噌が食べられるのはいまから2年以上かかる。
味噌を仕込むのに一番いい時期は冬だ。他の季節でもいいが、冬は雑菌が少なくカビが生えにくい。気温が低いためじっくりと発酵が進んでいくのも味に深みを出す。
味噌と豆腐。作ってみるならまず味噌だろうか。ソラマメで味噌を作ってみたいと思って数年。我が家の庭ではそれほど収穫できない。麦みそは母が知り合いからいただくので、初心者が作って食材を無駄にしたくない。かといって、豆なら1年か。
じゃあ、豆腐はどうやって作るんだろうと思っても、なかなか調べる気になれない。そして、買ってきた豆腐でたくさん料理した。豆腐ハンバーグはnoteで書いている物語の題材に使いたいと思ったので、すぐに冷凍した。まだ一つしか食べていないが、我流でつくったわりになかなかのできだった。少なくとも味はおいしい。手作りの全粒粉パンのバンズととても相性がいい。これでカフェを開きたいと思うほどだ。
麻婆豆腐は味がいまいちだった。家族が好きなので割と作るが、いつも辛いばかりになってしまう。麻婆豆腐を作った後にご飯がないと気づいたので、たまにはいいかと鍋で炊いた。少し水分が多かった。べしゃッとした米の感じが麻婆豆腐の辛さを中和して割と合う。とはいえ、辛い物は辛いのでいつぶりか、卵かけごはんをした。
最近、また料理の見た目がうまくいかない。スコーンを作ったら、割と美味しくできたけれど、見た目は雪崩を起こしている。ココアスコーンはジャムなどソースなしでもそのままで美味しいと知ることができたのが救いだ。