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「窓辺の猫」 第七十八回 猫は扉を2回ノックする

 三毛猫先輩に続き、麦わら柄のトンボ猫も扉が閉まっていると開けてほしいと扉をノックするようになりました。人間の皆さんは扉を何回ノックしますか?猫もとりあえず2回ノックしてみるようです。

 そんな事はさておき。 
 我が家にフードのアレルギーの猫が増えました!三毛のセミ猫に続いて、ハチ猫もフードでアレルギー反応が出た模様です。フードを変えたら、どちらも軟便が治りました。しかし、どちらも特にハチさんがまだ呼吸が苦しげな時があるので、わざわざ80km離れたホームセンター・カインズさんへ遠征して買ってきました。
先行販売でまだカインズさんでしか売っていません。(2024年12月現在)

猫のフード選びは慎重に

 二頭もアレルギー疑惑の猫がいるので、5袋も買ってきましたよ。しかもドライブ大好きなセミ猫を連れて行ってお試しパックを買って車で食べさせて、食いつきもよくて呼吸も正常そうだと確かめて買いました。これで、万が一、ハチ猫に会わなくてもセミ猫なら食べられますから、フードが無駄になる事はありません。

 今年は5月から飼い主のいない庭先に来る猫たちを、避妊去勢手術に連れて行ったり、譲渡したり、庭に戻したり、治療したりしてきました。まさか、庭で生まれた雑種の猫がアレルギー持ちなんてびっくりです。疑惑の段階ですが、おそらくそうでしょう。呼吸が苦しそうになる症状もうちの三毛猫先輩と似ています。

 関わってきた13頭の猫のうち1頭アレルギー持ちと言うのは、確率としては高いんでしょうか?我が家の飼い猫を入れると15頭のうち2頭ですね。

 遠出しなくても、住んでいる街のホームセンターにDCMがあり、そちらでも別の会社のいくつかのグレインフリーのフードが売ってます。ただメーカーは言いませんが、2社の製品でアレルギー症状が出てしまうとなかなかそこのグレインフリーのフードを買う気にはなれませんよね。本当に穀物アレルギーだけなのかも分かりません。これまでセミ猫のアレルギー対策のフードとして使ってきたグレインフリーのフードもあるのですが、私がいい加減であるため、グレインフリーしか食べさせないという事はしてきませんでした。だから、おやつとか他のフードが関係するのかもしれませんが、少なくともその2種類のフードはおやつをしばらくあげてなくてもはっきりお腹が緩くなってしまったので、2頭には食べさせることはできません。

 とりあえずお腹の調子が良くなったならDCMで売っている今まで使っていたグレインフリーのフードで良いのかもしれませんが、まだハチ猫が咳き込むことがあります。それで遠征してきたわけです。

 セミ猫先輩ははとりあえず調子が良さそうです。

どんなに人や猫が接近しても、眠たい時は目を開けない警戒心0(ゼロ)セミ猫先輩。

 しかし、ハチ猫は動物病院に連れて行った日から、数日経たずに遠征してフードを買いに行って留守番させられたためか、最近近づくとブチ切れる猫に逆戻りしてしまいました。室内に入れる前は子猫たちを守っていたので、私の気配がするだけでブチ切れていましたが、室内に入れてからそこまでではなかったのです。今は近づいたらブチ切れて、放っておいてもブチ切れます。困った猫様です。ハチ猫のために家族に頼んで車を出してもらって、わざわざ遠くまで買いに行ったのに!

隙あらば人間の布団を使おうとするのに、こちらから近づくとブチ切れます。もちろんキャリーやケージに入れようとすると命懸けでブチ切れます。

 だから、隔離もしていないので、ハチ猫がフードを食べた量が確認できていません。ハチ猫がほとんど過ごしている私室に他の猫がいない時にごはんを食べさせようとしますが、ハチ猫は他の猫がいないと安心できないようです。留守番中もトイレはしています。ごはんはあまり食べないようです。 
 母猫のチョウさんは留守番時間が長いと、甘えてきます。動物病院に連れてった翌日はブラッシングをさせてくれませんでした。フード買いに行って、帰りが遅かった日は、お腹を撫でさせてくれました。さらに枕元から離れませんでした。ずいぶん寂しがり屋の猫様です。

長毛猫の毛の手入れが悩ましい

 フードの問題が解決しないとチョウさんのことに集中できません。いや、それは言い訳です。まだチョウさんの毛を切るのが怖いのです。DCMさんにもカインズさんにも犬猫のトリミングサロンがあります。一応料金表は見てきました。でも雑種の保護猫を連れて行くのは抵抗があります。そもそもそこに連れて行くくらいなら、病院で全身麻酔でバリカンという手がありますから。病院で全身麻酔しなければ解決しないほどなのですから、まずは自分の手でできることをしないと。そもそも自分でできなければ経済的なこともそうですし、毛玉ができたときにすぐにケアしてあげることができません。毛玉の事ばかりはフードだけで解決する問題ではないのです。

 実はカインズさんで限定販売しているこのフードのパッケージに写っている猫がチョウさんに似ていると思ったのも遠征して買ってきた理由です。ネットだと送料がかかるんですよね。それと食べさせてみて大丈夫だったら、すぐに買いたかったのです。ハチさんの体調が悪くなるのを手をこまねいて、待っているわけにはいきません。

 パッケージの表紙の猫は、サイベリアンとペルシャを混ぜたような見た目をしてませんか?あるいは他の猫かもしれませんが、サイベリアンにしては力強さがなく、ペルシャにしては顔も潰れておらず、もうちょっとたくましい感じもあります。シャム猫が混ざっているのか、顔の中心に模様があるサイベリアンのネヴァマスカレードのようなポイントカラーがちょっとチョウさんとは違いますね。恐らくチョウさんは、外生まれの雑種です。

 とは言え、雑種長毛でも参考にしたいのがパッケージの猫のグルーミングされた感じです。多分毛がカットしてあると思うんです。ブラッシングも丁寧にしてあります。ただやっぱり顎の下の毛がちょっとくねってますよね。これはチョウさんもそうで、水を飲むのにも、この毛が必ず濡れて、唾もつくんですよ。ただパッケージの猫が完全に顎下の毛を剃られていないという事はそんなに短くしちゃいけないんですかね?

 どんなふうにカットしたらいいのかあんまり調べたくないんですよね。どうせそれ通りにはできないでしょうし、禁止事項を知れば知るほど毛を切るのが怖くなってしまいそうです。特に汚れやすい顔周りとお尻周りの毛を切るのが嫌なんですよ。お腹の毛も切るのが怖いです。

 かかりつけの獣医さんには、毛を引っ張って横に切ろうとすると、皮膚を切ってしまいがちなので、縦にハサミを入れるように言われました。耳の後ろの毛は簡単に切れそうなんですけどね。でもやっぱり汚れているところの毛を切るべきですよね。毛玉がなかったり汚れてない毛を切って、猫が不調になるような事は避けたいです。

 でも、顔の正面はヒゲを間違えて切っちゃいそうです。お腹の毛を切るためにがっしり拘束したら、ハチさん並みに嫌われて次に切る機会が遠のきそう。なんだかんだ心の中で言い訳して先延ばしにしてばかりいます。でも、チョウさんは思った以上に触らせてくれるので、多少怖がりといっても、これだけ人懐っこければ、毛を切れない理由はもはやないです。

 食事療法とかお金をかけるだけで健康が手に入るなんて、そんな安い事は無いんですよ。きちんと運動させたり、躾して人馴れさせて、お手入れできるようにして、なるべく清潔にしなければなりません。noteに書くと勇気が出てやりたいことに手をつけられることが多いです。だからこれを下書きした後、記事を上げる日の前には、チョウさんの毛を少しでもカットできるように願っています。

顔の周り中心に前は切ってますが腋の下の毛玉が取れず、もう一度洗ってから丸刈りを考えようと思っています。毛が長いというか毛量が多いです。

 チョウさんのお世話ができなければ、外の大型の雄猫たちを保護するなんて夢のまた夢です。

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猫様とごはん
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