「窓辺の猫」第七十七回 成猫4頭に人間の家族を
私の第二章です。今年の5月に飼い主のいない猫たちの治療と環境づくりのためにクラウドファンディングを始めました。これまで10頭の猫を避妊去勢手術をしました。そのうち6頭の子猫を譲渡しました。このような活動ができたのもご支援いただいた方々とん共感いただいた方々のおかげです。本当にありがとうございます。その上で外暮らしのまま1人で治療を続けるのも限界があるので、やっぱり大人の猫たちも譲渡したいと考えています。個人で飼育する費用については、支援を募ることはできません。また、猫たちも、ずっと風邪をひいているわけでもありません。しかるべきおうちの家猫になることが、やっぱり猫たちにとって一番幸せなのかなと考えている次第です。しかし、ちょっとできなかったら、それはそれで仕方がないので、これまで通り静かに見守っていきたいと思います。
大型猫の育て方
私が現在関わっている猫たちは、1頭を除き、長毛の猫との交雑であることがわかっています。長毛の猫と交雑した猫も大型化する傾向があるようです。その大型で外暮らしが長く活発な猫たちを今より少しでも飼いやすい猫にして譲渡につなげたいと考えています。
大型猫を育てる場合に気をつけたいことをリスト化します。
猫は歯並びが悪いです。しかし、私が関わっていた子猫たちは歯並びが割とよかったです。私のおかげ?いえ、遺伝でしょうね。アゲハさんという猫だけは、少し歯のお手入れもできました。
体が大きな猫になると関節を痛めることが心配です。素人の杞憂かもしれませんけれども、やっぱりしっかり筋肉がつくに越した事はないと思いますよね。一時保護した時にはフードも気をつけたいなと以前より思っています。
飼いやすい猫にするには
さらに飼いやすい猫と言えば、我が家の三毛猫様です。我が家の三毛猫の特徴をリスト化します。
大体前述した健康な猫に当てはまります。一方で、やっぱり性格はフレンドリーであると言うのもメリットですよね。先住猫さんと喧嘩しないというのも重要なことかと思います。こればかりは相性です。今よりは警戒心が解けた猫にしていきたいですね。
温厚な猫はどんな猫か
大型だから頭がいいから温厚な猫になるとは限らないようです。最近テレビのニュースで穏健な保守層という言葉をよく聞きます。私の中で穏健というと我が家の三毛猫です。威嚇されても、決して簡単には威嚇し返さず、自分のものは新入りに譲り、最も小さい生き物に配慮するように仲間に促す。怪我をさせられても、相手に怪我をさせず、怪我したことも周りに知られないようにする。何があっても、ただ穏やかに何事もなかったかのように過ごしている。そんな三毛猫先輩に私はなりたいのです。
果たして、穏健な保守層というのは、我が家の三毛猫先輩のように狩猟種族の特性を備えながら、簡単に喧嘩をせず、場合によっては、自分だけが怪我することもいとわない人たちなのでしょうか。それは分かりませんが、我が家の三毛猫先輩のような人が世の中に多いのなら、我が家のように猫達といろいろあっても、なんとかかんとか穏便に収まる世界が日本で作られていくのかもしれません。
飼い主がいないおとな猫たち
チョウさん
ハチさん
カゲロウくん
カエルくん
※昨日、チョウさんを室内保護しました。顎の下が汚れていると思ったら鳥食べた血でした。羽はとれましたがなかなか血がとれません!
毛玉をバリカンで剃ったのにその場所が分からないほど毛があります。