エッセイ|方舟の行方(ネタバレなし)
話題作でずっと気になっていた
方舟をついに読んだ。
僕は天邪鬼な性格なので、皆んなが皆んな
良いと言っているものは、逆に避ける傾向がある。
そんな僕でも読みたくなった、方舟。
僕は割と読書は好きだし
推理系もよく読む。
読み始めたときの感想としては、
ふ〜ん、こんなもの??
物語の設定こそ秀逸だとは思うけど
キャラ立ちはしてないし、何か内容が薄っぺらい。
それてもスナック感覚でサクサク読めてしまうから、あっという間に終盤。
探偵の謎解きの時間だ。
これも正直言って、何も特徴がなくて
単調に感じた。
え??これで話題作なの!?
大丈夫、日本??
こう思った。
ところがどっこい、エピローグの数ページで
全てが吹き飛んだ。
この物語はエピローグのために
全てあったと言っても過言ではない。
おかげで、行きの通勤電車で読了しまったせいで今日一日中、方舟のことを考えていた。
終わり方については、人の好みがあるかもしれないけど、この本は一読の価値がある。