『授業づくりのための中等理科教育法』
大学時代、教職課程の科目で「理科教育法」があり、それを何の気なしに履修した。
覚えていることと言ったら、デカい氷の真ん中におもりを吊るしたら、氷はどうなるかということくらい。
しかし、20年近く教員をやってきて、私は何のために理科教員を務めているのか思い返すことが度々ある。
しかも私は今後の個人の事業として、教材研究の支援や授業コンサルなどを行おうとしている。
私自身、現役の教員として、いろいろと思い直すことがある。
なぜ理科を学ぶのか?
教材研究を何のためにするのか?
指導案を書くとはどういうことか?
主体的・対話的・深い学びとはどういうことか?
どういった能力を自分の教え子たちに身につけてほしいか?
これらのことを考えるのは教員として当たり前のことと言われるだろう。
私自身が今、それをどこまで成しているのか?
内省のためにじっくりと読み込み、いずれ薄口の読書レビューの記事をつらつら綴るつもりでもいるので、ご紹介まで。
この本は大学の教職課程の教科書として構成されているが、現役の中学校・高校の先生が読まれても非常に意義があるかもしれない。
現役の教員になっている今だからこそ、「そういえばそうだよな」「こうした授業を実践しないといけないんだよな」と思えることを多く記されている。
また、この記事を綴っている2023年1月では、教育課程の変遷の真っ只中にいるが、これから求められる理科教育がどういうものかを示しているように思える。
ちなみにこの本の目次をつらつらと。
この本の詳細はこちらでご紹介。
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