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走りながらAudibleでランニングの本を聴く

晴れた日は滝汗、曇りでも大汗をかく夏のラン。走るの面倒だなと思ってしまうときもあります。最近やる気を出すの役立っているのが、走りながらAudibleでランニング関連の本を聴くことです。

小説、ノンフィクション、実用書。Audibleのラインナップが広がりつつあり、ラン関連の本も少しずつ増えてきました。聴きながら走ると、気持ちが盛り上がります。もちろん、ほかの小説とかを聴いても楽しめますが、ラン関連本には自分も走るからこそわかる内容が書いてあったりして、そこが響いてくるのです。

最近聴いたのは、こんな本。


小説

堂場瞬一『チーム』『チームII』『チームIII』

箱根駅伝の学連選抜チームに選ばれた、大学もやる気も異なるランナーたちが、トラブルや葛藤を経ながら本番に臨んでいく物語。続編では主要登場人物のその後が描かれています。稀代のマラソンランナーにして人嫌いの山城、面倒見のいい浦、親分肌の吉池監督。どこまで現役を続けるのか、後進の指導をどうするか。私は第1巻を本で読み、「II」「III」をAudibleで聴きました。読みごたえ、聴きごたえともにある作品です。

『チーム』関連ではもう一冊、『ヒート』という書籍も出ています。こちらは、現状ではAudibleに入っていません。

ノンフィクション

小野裕史『マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン』

35歳までまったく運動経験がなかったベンチャーキャピタリストの著者がランニングにはまり、北極や南極、アタカマ砂漠など極限の環境でのフルマラソン、100kmマラソン、チームで200km以上走る大会などに次々と出場していく記録が綴られています。

肉体的にも精神的にも限界を超えるような体験をされているのだろうと思いますが、文体はユーモラスで、常に遊び心を持っている様子が随所からうかがえます。走りながら聴いていて、思わず吹き出しそうになるところが何か所もありました。

あとがきの後に、著者自身の肉声によるメッセージが入っていて驚きました。リスナーが喜ぶことをよくわかった上で加えた、オーディオブックならではの限定特典です。企画した人、すごい。

ちなみに、著者の小野さんは、いまはベンチャー関連ともランニングともまったく違うことをやっていらっしゃるそうてす。

実用書

岩本能史『型破り マラソン攻略法 必ず自己ベストを更新できる!』

これはちょうど聴き始めたところです。以前に書籍版を読み、それをきっかけにときどき峠走をするようになりました。もう一度しっかり内容を頭に入れようと思っています。

一点だけ、この本の書籍版が出たのは2017年です。本文で厚底シューズと薄底シューズについての言及がありますが、2017年というとちょうどナイキがプレートの入った厚底シューズを本格展開した年だったかと思います。なので、この本が書かれた時点から厚底シューズの状況が大分と変わっているということはちょっと気に留めておくとよいかもしれません。

そのほかのランニング関連オーディオブック

今後聴きたいと考えているのは、
原晋『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』

そして、配信開始が12月なのでしばらく先ですが、村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

『走ること〜』は3回ぐらい読んでいますが、いつも気づかされることがあります。これがオーディオブックになるのはすごく楽しみです。

さらに、ランニングをテーマにしたポッドキャストをAudibleで聴くこともできます。たとえば『ランニングしながら聴くガチオのラジオ♪』など。

イヤホンをどうするか

走るときはどうしても振動が来ます。イヤホンをどうしようというのが以前から悩みでした。何度か書いていますが、今年に入ってから思い切ってOpenRunの骨伝導イヤホン(miniサイズ)を購入したことで、ようやく「これだ!」というものに出会えました。高額なものですが、私がこれまでに見た最安値はAmazonプライムデーでの17880円→13410円です。そうした機会を狙うのも一つの手かもしれません。

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Sampo(山帆)
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