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ラン x ベビーイコンタ ファーストロールとスキャナ
ローライ35Sに続いてランニングに持ち出した、重量300g以下の小型軽量フォールディングカメラ・ベビーイコンタ。このカメラでは、一本のフィルムで4cm x 3cmの写真が16枚撮れます。
カメラに入れるのは、かわうそ商店さんで購入したモノクロの127フィルム。私の「初期型(もしくは廉価型)」ベビーイコンタは、絞りが最大でf16、シャッターは最速で百番の一秒なので、晴れた屋外では絞りもシャッタースピードも最大値に固定です。それでも露出がかなりオーバーになるのではと思っていましたが、撮った写真はこんな風にできあがってきました。
波打ち際。
水平線が少し曲線になっているのは、カメラの中でフィルムが平らになっていないということでしょうか。
そして、やはり出てしまいました。光線かぶり。
赤窓はテープなどで塞ぐべしという記述もウェブ上にありますが、ふさいだままだと、どこまで巻き上げればフイルムの次のコマになるのかがわかりません。晴れた日は自分の影の中で直射日光を当てないようにフィルムを巻き上げる、というぐらいが、ランニング時にできる対策でしょうか。
今回いちばんよく撮れたのが、この一枚。
光線かぶりを防いで、ちょうどよい絞りの具合になると、初期型の簡素なベビーイコンタでもしっかり写せることがわかりました。
ローライ35 よりも難易度は高いですが、楽しく使っていけそうなカメラです。ただ、光線かぶりをもう少しどうにかしないと、フィルム代も現像代もそれなりにかかるのに取れ高が少ないという、悲しいことになってしまいます。慣れれば解決できることなのかどうかは、まだわかりません。
ちなみに、127フィルムは現像後のプリントが高額で、スキャンをするにも通常のスキャナではこのサイズを読み取れない、という話を何度か見聞きしたことがあります。私は、127フィルムも読み取れる小型のスキャナを見つけてそれを使うことにしました。
Wolverineというブランドから、私の知る範囲では二種類出ています。ひとつは、120フィルム、127フィルムと一般的な35mmフィルムに対応したもの。
もう一つは、120フィルムは読み込めないけれど35mmと127フィルム、あと、さらに流通が少ないと思われる110フィルムや126フィルム(どんなカメラに使われるのか、私も知りません)に対応したものです。
127フィルムは、4cm x 4cmの真四角サイズを読み込むプラスチックのプレートが付いています。ベビーイコンタの写真は4cm x 3cmサイズですが、プレート上に置くフィルムの場所を調整することで、問題なく読み込めました。上の写真はいずれもそうやってスキャンしたものです。
読み込みは1コマずつ行う必要があります。スキャンボタンを押すとあっという間に完了します。アマゾンのレビューを見ると、画質や色合いについては意見が色々あるようですが、私には、それなりの質で手軽に127フィルムをスキャンできるというだけで十分です(モノクロしたスキャンしたことがないので、色味についてはわかりません)。
このスキャナは小型・軽量で、置く場所もあまり取りません。ベビーイコンタやベビーローライなど、127フィルムのカメラを使うのに心強いツールだと思います。
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